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クラウドベースの財務会計/ERPスイートとオムニチャネルコマースソフトウェアスイートを提供する米NetSuiteの日本法人であるネットスイートは6月2日、日本の代表執行役社長に中西智行(なかにし ともゆき)氏が就任したこと発表した。

中西氏は企業向けソフトウェア業界における営業とマーケティングの豊富な経験を有しており、ネットスイート入社前にはApple Japanで日本のエンタープライズパートナービジネスを、それ以前は日本マイクロソフトにおいてDynamicsビジネスの責任者として製品の市場投入を指揮しており、5年間で事業を5倍に成長させることに貢献している。また、SMBビジネスの責任者としてOffice 365やAzureなどクラウドシフトを指揮したこともあり、クラウドソフトウェアに関する経験も豊富だという。

同氏は就任にあたり「なぜこのタイミングで就任したかといえば、理由として2つある。1つはERPをクラウドで提供するというのは大胆であり、日本の顧客の成長を支えるためには有効なツールである。そしてもう1つは今後、間違いなくクラウドベースのERPがさらに成長していくだろうという感覚を持ったためだ」と述べた。

また中西氏は「今後は、日本国内でクラウドベースのERPを啓蒙していくが、それよりも早く市場が成長していくのではないか。そのため、顧客に対してわれわれの価値を伝えるほか、顧客の個別要件に対応していく。しかし、NetSuite単体で日本の顧客の個別要件に対応していくのは難しいため、さまざまな業種、業務要件に精通したパートナーと協業し、ネットスイートを核としたパートナーエコシステムの構築を戦略の大きな柱とする。協業するパートナーは導入支援・コンサルティングなどを手がける企業やISVに注力していく」と語った。

そして「NetSuiteはシリコンバレーにおけるERPのデファクトスタンダード(事実上の標準)だ。われわれは急成長を遂げている会社や経営改革を行う歴史ある会社など成長途上にある顧客に加え、国内外で子会社展開する顧客の2つの層を取り込んでいく」と同氏は日本市場での事業展開に期待を込めた。

○MCアビエーション・パートナーズへの導入事例も発表

同日には、三菱商事の航空機リースおよび貿易部門であるMCアビエーション・パートナーズ(MCAP)が、ビジネスの成長をサポートするために「NetSuite OneWorld」を採用したことを発表した。MCAPは、NetSuite OneWorldを活用し、財務会計およびレポーティングを日本語と英語で対応するだけでなく、多通貨による会計およびグローバルにまたがる子会社の会計面での統合を実現したという。

従来のシステムでは、各子会社の会計システムから個別に作成されたデータを統合した後に正確性を検証しなければならなかったため、経理担当者に負担があった。さらにMCAPとしては各子会社の状況を適時に把握し、多面的な分析レポートにより、グループ全体の分析をリアルタイムに把握可能なシステムを求めていたという。

(岩井 健太)