日本を訪れる中国人旅行客の数は順調に増えているものの、2015年に注目を集めたような爆買いは徐々に沈静化し始めている。中国人旅行客による爆買いは日本経済に大きな経済効果をもたらしたが、今後はその経済効果がなくなってしまうのだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人旅行客の数は順調に増えているものの、2015年に注目を集めたような爆買いは徐々に沈静化し始めている。中国人旅行客による爆買いは日本経済に大きな経済効果をもたらしたが、今後はその経済効果がなくなってしまうのだろうか。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人旅行客が日本を訪れる目的が「爆買い」から「健康診断」へと変化しつつあると伝えている。経済的に豊かになったことで健康意識が高まり、日本の先進的な医療サービスのもとで健康を維持したいと願う中国人が増えていることが見て取れる。

 記事は、中国人が近年、「世界レベル」で良質な医療サービスを探し始めていると伝え、中国国内で医療事故が起きるたびにこうした動きに拍車がかかっていることを紹介。日本は中国から近いうえに、医療水準も世界的に見て高いため、中国人が「コストパフォーマンスの高い医療観光」ができるとして日本を訪れていると伝えた。

 さらに、日本はすでに医療滞在ビザの発給を開始しているうえに、日本には医療機器を手掛ける世界的に有名な企業も数多く存在すると指摘し、「深刻な病気に悩む中国人にとって、日本の開放的な医療産業は非常に魅力的」であることを指摘した。

 報道によれば、中国では毎年312万人がガンと診断され、270万人がガンで死亡している。1日あたりで計算すれば8550人、1分あたり6人がガンと診断されていることになる。中国でこれほどガンが急増し、深刻な病気となっている今、先進医療を受けることができる日本を訪れたいと思うのはごく自然なことだ。

 さらに、中国では日本の医療技術はガンの早期発見が得意であると評判であり、PET検査を受けるために訪日する中国人も増えているという。記事が指摘しているとおり、爆買いの需要が一巡した後は、中国人が日本の医療機関に大挙して訪れるという光景が見られるかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)