難しいコンディションの中1アンダー5位タイでスタートした藤田寛之(撮影:上山敬太)

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<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 初日◇1日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(7,384ヤード・パー71)>
 「最近自分らしいゴルフが出来ていないこの状況のなかでは良かったですね」と初日を振り返った藤田寛之。6名しかアンダーパーがいない難セッティングで、最終18番で8メートルのバーディパットを沈めるなど上がり3ホールで2つ伸ばす粘りを見せ、1アンダー5位タイと上位発進を決めた。
師匠とおそろい!ニューバランスシューズ発表会に登場した藤田寛之
 今週は火曜日の練習ラウンドに師匠・芹澤信雄が同行。ラウンド中にアドバイスをもらい、練習場でも指導を受けた。2014年は3勝を挙げて小田孔明と賞金王レースを引っ張ったが、昨年は未勝利。師匠からは「最近は“自分らしさがない雰囲気があるな”と言われますね。“昔できていたことが最近できていない”って言われたりすることが多くなった」。
以前はチームの模範的な立ち位置で、師匠から見本として“球打ってみろ”と言われることが多かったが、「最近はそんなことを言われることがなくなってきた(笑)。お前もできなくなってきたじゃないか!って」と自虐的なエピソードも…。
 調子が悪くなると“クラブが寝る”、“フェースが開く”など感覚的に思ったことを伝え、師匠に細かいスイングチェックをお願いするが「『そこから先の問題だ』と言われて。今はアドバイスのなかのキーワードを考えながらラウンドしています」。
 この日思い出したキーワードはベタ足。「『ベタ足になるとフックするんです』って話したら、『ベタ足でもスライスは打てるだろ?』って。どうすればいいんだろう?って考えながらやっていますよ」。答えはわからない。だが師匠が感じた“失われた自分らしさ”を取り戻すために日々悩みながらプレーを続けている。
 ショットもパッティングも問題を抱えている状況で「今日アンダーパーは神様に見えるんじゃないですか?」というコースコンディションのなかで結果を残せた。だが「(上位に)いけるとはまったく思っていない」という藤田。明日も師匠の言葉の欠片を頭に思い浮かべながら“自分らしさ”と向かい合う。
【初日の順位】
1位T:ショーン・ノリス(-2)
1位T:宮本勝昌(-2)
1位T:池村寛世(-2)
1位T:小袋秀人(-2)
5位T:谷口徹(-1)
5位T:藤田寛之(-1)
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