ワット・スラ・シー(城壁内)   photo:世界遺産イェーイ!

仏教遺跡や仏像が好きな方に絶対オススメの世界遺産スコータイ!タイ初の統一国家スコータイ朝が築かれた古都には、多くの寺院が残されています。

 
タイの仏教遺跡と言えば先日ご紹介したアユタヤが有名ですが、タイの歴史を肌で感じたかったらスコータイが絶対オススメ!!観光客が多いアユタヤよりもスコータイの方が喧騒から離れてゆったりと古都に思いを馳せることができます!

スコータイまではタイの首都バンコクから北へ飛行機で約1時間半。5日間くらいの休みがとれてタイに行こう!と思ったら、バンコクともう一都市行きたいところですよね!そんな時、遺跡でも見ながらのんびりすごしたいな〜という方はぜひスコータイを選びましょう!

それでは、そんなスコータイで外せない寺院10をご紹介致します!

 

1. ワット・マハータート (城壁内)


Mahathat_photo:世界遺産イェーイ!

スコータイ最大の寺院「ワット・マハータート」! 城壁の真ん中にある最も重要な寺院であります。増築を繰り返したので作りが複雑なのが特徴。広大な境内には200以上の大小の仏塔が並んでいます。もともとは屋根があったのですが、現在は石の柱と仏像だけが残されています。

ここで、ちょっとだけスコータイの地理について説明します。世界遺産「スコータイと周辺の歴史地区」は、メインの「スコータイ」、そして少し郊外にある「シー・サッチャーナライ」と「カンペーン・ペット」この3つの都市遺跡が世界遺産として登録されています。メインの「スコータイ」だけでも約70平方km(東京ドーム約1,500個分!)とびっくりするくらい巨大!その中でも遺跡の中心となるところは、東西約1,800m、南北約1,600mの
城壁に囲まれたメインエリア、城壁北エリア、城壁西エリア、城壁南エリア、城壁東エリアの5つのエリアに分かれています。

ホテルやレストランが多いスコータイ市内から遺跡までは西に約12kmです。ソンテオ(小型トラックの荷台に屋根と座席をつけた乗り合いバス)で移動しましょう。

遺跡をまわるのは自転車かトゥクトゥクがオススメ!ソンテオが到着したところにはレンタルサイクル屋さんやトゥクトゥクの客引きがたくさんいます。

Bike_tuktukphoto:クスクスさん(自転車)  世界遺産イェーイ!(トゥクトゥク)

のんびり旅情を感じながらまわれる自転車。料金交渉がないのが楽ちん!道が整備されているので運転しやすいです。ただ日影が少ないスコータイでは常に直射日光にさらされることになるので、帽子と水分と日焼け止めは忘れずに!涼しい早朝から観光して、一番暑い時間帯は休憩しましょう!

トゥクトゥクを利用する場合は、行きたい寺院をリストアップしてLet’s料金交渉!予めホテルなどで相場を聞いておくと交渉しやすいです。屋根のあるトゥクトゥクに乗っている間は、日の当たらないところに座っていられるので、体力のない方にはオススメです。雨季などでスコールが来ても安心!

 

2. ワット・シーサワーイ (城壁内)


Sisawaiphoto:世界遺産イェーイ!

3基並んだトウモロコシのような仏塔(クメール式)が残されている寺院。細かい彫刻も必見!

 

3. ワット・トラパン・ングン (城壁内)



Traphangngoenphoto:世界遺産イェーイ!

「銀の池」という意味を持つ寺院。池の中に浮かぶ小島と池をはさんだ西側の遺構から成ります。こちらの写真はスコータイ美術で特徴的な遊行(ゆぎょう)仏。仏陀の歩く姿を描いてます。ほっそりとして流れるような体の線が美しいスコータイ様式の仏像は歴代で最も美しい形とされています。

 

4. ワット・スラシー (城壁内)


Srasiphoto:世界遺産イェーイ!

池に浮かぶ小島にある寺院。こちらの写真の奥に見える仏塔はスリランカ様式の釣鐘型です。

 
お次は城壁の外に出てみましょう!城壁の外でもいくつかの寺院は自転車で行くことができます。

 

5. ワット・シーチュム (城壁北)


Sichumphoto:世界遺産イェーイ!

屋根のない本堂に、高さ約15mの巨大な座仏像(アチャナ仏)がいらっしゃいます。

 

6.ワット・プラパーイルアン (城壁北)


Phraphailuang_photo:世界遺産イェーイ!

スコータイで最も古いと言われている寺院。トウモロコシのようなクメール様式の仏塔が特徴です。これら2つの寺院は城壁の北側から約500m〜1.5kmのところにあるので、自転車でも行くことができます。

 

7. ワット・トラパントーンラン (城壁東)


Trapangthonglangphoto:世界遺産イェーイ!

今はこんな四角い建物だけが残っている遺跡なのですが、かつては美しいブッダのレリーフがあったのです!ブッダの説法の様子などのレリーフが彫られていました!

 

8. ワット・チャーンローム (城壁東)


Changlom_photo:世界遺産イェーイ!

釣鐘型の仏塔を32頭の象さん達が支えています!
この2つの寺院は城壁の東側から約1kmのところにあります。こちらも自転車で行くことができます。

 

9. ワット・チェートゥポン (城壁南)


Chetuphonphoto:世界遺産イェーイ!

城壁の南側から約1.5kmのところにあり、本堂の四方には、座像、立像、臥像、遊行像の4体の仏像がありました。この写真は立像。かすかにお姿が見えます。

 

10. ワット・サパーンヒン (城壁西)


Saphanhinphoto:世界遺産イェーイ!

城壁の西側にあるワット・サパーン・ヒン。ここは少々遠いので覚悟して行きましょう。トゥクトゥクで行っても途中で丘を自力で登らなければなりません。また観光客が少なく少々治安が悪いのでグループで訪れるなどしましょう。

こちらでは赤いレンガで支えられている高さ12.5mの「アッターロ」と呼ばれる右手を挙げた仏像が有名!スコータイの中では一番行くのが大変な寺院ですが、上まで登ると畑や木々の緑あふれる風景を眺めることができます。

 
スコータイで外せない寺院に続いて、スコータイからは少し離れてしまうのですが、世界遺産に登録されているスコータイ郊外の遺跡をちょっとだけご紹介します。

 

 

シー・サッチャーナライ


OLYMPUS DIGITAL CAMERAphoto:ひさほゆう

スコータイから北へバスで約1時間20分のところにあるシー・サッチャーナライ。スコータイ朝時代には、スコータイに次いで第二の都市として発展したところでもあり、現在も14の寺院が残っています。こちらの写真は「ワット・プラ・シー・ラタナー・マハータート」。クメール式のトウモロコシのような塔が特徴です。

 

カムペーン・ペット



スコータイから南西へバスで約1時間のところにあるカムペーン・ペット。カンペーン・ペットとは「金剛の城壁」という意味を持つのですが、その名の通り高さ約5m、総距離約5.8kmの城壁にぐるりと囲まれた軍事都市でした。城壁の中の王室寺院「ワット・プラケオ」にある巨大な涅槃像は必見です!

 

スコータイは街ものんびり楽しい



話は戻ってスコータイ市内のお話です。観光客がそこまで多くないスコータイ。おしゃれなカフェも多いのでのんびり読書したり、夕方からにぎわう市場の屋台でつまみ食いをするのも楽しいです。

Exif_JPEG_PICTUREphoto:世界遺産イェーイ!

私がスコータイで夜な夜な食べていたのが、こちらのおつまみセットです。北部のソーセージとピーナッツと生唐辛子としょうが、なのですが、どれも美味しくてポリポリ食べてしまいました。タイ北部のソーセージは酸っぱくて辛くて歯ごたえがあって、ビールのつまみにぴったりなんですよ!

スコータイでは早朝からせっせと汗をかきながら遺跡を観光!暑くなって来たらおしゃれなカフェで休憩。夕方からは美味しいつまみをかじりながらビールをガブガブ飲んじゃいましょう!

 

世界遺産豆知識!



■スコータイと周辺の歴史地区 (文化遺産)
登録:1991年
登録基準 (http://tripping.jp/asean/15180) :「人間がつくった傑作」、「文明の証拠」

スコータイ朝は、カンボジアのアンコール朝の支配から独立し、タイ人初の独立国家となりました。スコータイとは「幸福の夜明け」という意味です。このスコータイ朝は、後にアユタヤ朝 (http://tripping.jp/asean/thailand/bangkok/41622) に併合され幕を閉じることになります。

スコータイ朝は、ラームカムヘーン王の時に最盛期を迎え、仏教が伝わると多くの寺院が建立され仏教国として繁栄しました。そのため現在でも多くの寺院が残されています。スコータイの遺跡はアユタヤの遺跡よりも古いのですが、アユタヤよりも保存状態が良いものが多いです。スコータイの遺跡はれんが造りのものが多いので、木造が多いアユタヤよりも完全な状態で残っているのです!

 
・スコータイへのアクセス

日本からバンコクまで直行便で約6時間。バンコクからスコータイまで飛行機で約1時間半。

 
※記事中の情報は、全て2016年5月現在のものです。

(参考文献:『すべてがわかる 世界遺産大事典 <上・下> 世界遺産検定公式テキスト』、『きほんを知る世界遺産44 世界遺産検定4級公式テキスト』、『地球の歩き方』、『るるぶ』】

 
4年間世界遺産巡りの旅をした夫婦「世界遺産イェーイ!」のコラム
その他の記事はこちら> (http://tripping.jp/author/60)

 
こちらも合わせてCheck!
欲張り派に嬉しい!バラエティ豊かなベトナム中部の世界遺産 (http://tripping.jp/asean/vietnam/danang/28395)