「ファインディング・ニモのワンシーンで、トイ・ストーリーのバズライトイヤーが登場する」など、アニメや映画では映像の中に気づきそうで気づかないちょっとした遊び心が隠れていることがあります。そんな遊び心のひとつに「A113」という謎の数字があり、アニメ作品や実写映画のワンシーンにたびたび映り込んでいるのですが、これが一体どこから来たものなのかを「This Mysterious Number Appears in Cartoons Everywhere」というムービーが解き明かしています。

This Mysterious Number Appears in Cartoons Everywhere - YouTube

とあるアニメ作品のワンシーンに……



「A113」の文字。



こちらの作品にも……



「A113」が隠れています。



このように、映画やTV番組のいたるところに潜んでいる謎の数字が「A113」。



例えば、アニメ「 ザ・シンプソンズ」や……



2012年に公開されて全世界興行収入6億9000万ドル(約750億円)以上を記録した映画「ハンガー・ゲーム」にも映りこんでいました。



画面の右下をよく見ると「A113」という文字が見えます。



マーベルヒーローが大集結する「アベンジャーズ」の……



ファイル番号としても使用されていました。



アメリカで人気の風刺アニメ「アメリカン・ダッド」の自動車のナンバーにも使用されています。



1996年に公開され世界中で大ヒットを記録した「ミッション:インポッシブル」で登場する……



指輪にも「A113」が刻印されていました。



さらに、イギリスの人気SFドラマシリーズ「ドクター・フー」のワンシーンにも「A113」が登場。



他にも、トイ・ストーリーやファインディング・ニモなどで有名なピクサー映画でも、多くの「A113」が隠れています。



ファインディング・ニモに登場する水中カメラマンのカメラにも「A113」。



この「A113」という数字は何を示すものなのでしょうか?



「A113」は、アメリカのカリフォルニア芸術大学に実在する教室の番号です。



この教室で、アニメ業界の大物たちがそのキャリアをスタートさせています。



その大物というのは、トイ・ストーリーやカーズで監督を務めたジョン・ラセターや……



シザーハンズやナイトメアー・ビフォア・クリスマスなど、実写映画とアニメ映画の両方で監督を務めるティム・バートン



さらに、レミーのおいしいレストランやトゥモローランドのブラッド・バードなどです。



これらの大物クリエイターの他、多くのクリエイターたちがこのA113教室で授業を受けてきたというわけ。



そして、彼らはアニメーションの世界に大きな革新をもたらしてきました。



ただし、A113教室は現在グラフィックデザインのスタジオとして使用されているそうです。



というわけで、次に何かしらの映画を見る際は、どこかに「A113」の数字が隠れていないか探してみてください。