日本を訪れる中国人旅行客が急増し、こうした人びとがネット上に日本の旅行記を綴っているとはいえ、中国国民の大半はまだ真実の日本を知らない状況にあると言って良いだろう。「日本人は親切で、訪日前の印象とは全然違った」という訪日中国人も少なくないことから、いかに中国で日本や日本人が誤解されているかが見て取れる。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人旅行客が急増し、こうした人びとがネット上に日本の旅行記を綴っているとはいえ、中国国民の大半はまだ真実の日本を知らない状況にあると言って良いだろう。「日本人は親切で、訪日前の印象とは全然違った」という訪日中国人も少なくないことから、いかに中国で日本や日本人が誤解されているかが見て取れる。

 中国メディアの網易はこのほど、中国人の目に映る「真実の日本」を紹介する記事を掲載し、中国におけるステレオタイプの「日本」との違いを指摘した。

 記事は、多くの日本人が中国を理解していないのと同様に、中国人もまた日本を理解できていないとし、「政治や敵対心を取り除いて見た日本」を紹介。特に中国と大きく違う点を中心に取り上げており、まず「日本では今でも和服を着ている人をよく見かける」と紹介、「とっても優美だ」と伝えている。

 中国の国民の大半を占める漢民族の伝統衣装と言えば漢服だが、現代において漢服を着ている人はまず見かけない。チャイナドレスはレストランなどで着用している店員を見かけるが、チャイナドレスはもともと満州民族の衣装であり、漢民族の衣装ではなかった。日本では伝統衣装が今なお大切にされていることが珍しいのであろう。

 また記事は、日本人は誰もが法律と道徳を守ろうとするとしたほか、日本は貧富の格差も小さい国であり、公正さと正義が最大限守られている国だと主張。確かに中国は人治国家と揶揄されるケースもあるほか、社会主義国であるのに日本よりも貧富の格差は大きい。日本は民主主義国家だが、世界でもっとも成功した社会主義国は日本と言われることもあるのは、こうした点が理由なのかもしれない。

 そのほかにも、日本の店では海賊品や偽物が販売されていないこと、街が清潔で「野良猫」すらきれいであることなどを挙げ、日本は訪日したことのない多くの中国人が思っているような悪い国ではないと指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)