2日、中国で学生らの民主化運動を当局が武力弾圧した天安門事件から27年となるのを前に、事件で子どもを亡くした親の会「天安門の母」はこのほど、131人の遺族の署名を集め、事件の真相究明と犠牲者の名誉回復を求める公開書簡を発表した。写真は天安門。

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2016年6月2日、中国で1989年6月に学生らの民主化運動を当局が武力弾圧した天安門事件で子どもを亡くした親の会「天安門の母」はこのほど、同事件から27年となる4日を控え、米ニューヨークに本部を置く人権団体「中国人権(HRIC)」のホームページを通じ、事件の真相究明と犠牲者の名誉回復を求める公開書簡を発表した。英BBC(中国語電子版)が伝えた。

「天安門の母」代表の尤維潔(ヨウ・ウェイジエ)さんら計131人が署名した文書では、同会創設者の丁子霖(ディン・ズーリン)さんの夫である蒋培坤(ジアン・ペイクン)さんが昨年に9月に亡くなるなど、これまでに計41人の遺族が他界したと指摘。

その上で「災難に見舞われた遺族には息が詰まるような27年だった」「他界した遺族の最後の悔いは、正義の広がりを目撃できなかったことだ」とし、遺族による真相究明や賠償などの訴えに対し、政府は「何も起きなかったかのように」無視していると批判した。(翻訳・編集/柳川)