31日、ソウル地下鉄の駅ホームドアの修理中に作業員が列車にひかれ死亡した事故を受け、犠牲者の母親らが現場の駅で会見を開き事故原因の究明を訴えた。写真はソウルの地下鉄。

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2016年5月31日、韓国・聯合ニュースなどによると、ソウル地下鉄の駅ホームドアの修理中に作業員(19)が列車にひかれ死亡した事故を受け、犠牲者の母親らが現場の駅で会見を開き事故原因の究明を訴えた。

母親は、「いっそ息子がゲームをしたり酒を飲んだりする子だったら今ごろ生きていたはず。家計を助けようとろくに食事も取らず、言われるままに働いていたからこんなふうに死なねばならなかった」と嘆いた。また、息子には「会社では上司が指示する通りに、責任感を持ってやりなさい」と普段から説いていたとし、「私たちの社会では、責任感が強く指示にきちんと従う人に残されるのは死だけ。それなのに子どもをそんなふうに育てたことをたまらなく後悔している」と涙ながらに語った。

事故は28日、ソウル地下鉄2号線九宜駅で作業員がホームドアの修理を行っていた際に起こった。ソウルの地下鉄では同様の事故が13年以降3件起こっており、地下鉄を運行するソウルメトロの安全管理のずさんさが指摘されている。

事故後、現場には犠牲者を追悼する市民が多数訪れているほか、政界から各党代表が続々訪問するなど、若い作業員の死は韓国社会に衝撃を持って受け止められている。この記事にも韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられた。

「人権団体はたくさんあるけど、いったい誰のための人権団体なんだ?それからいつも労働者のためと言っている労組は?ただ政府批判をするための人権団体と労組でないことを願うよ」
「安全不感症はもちろん問題だけど、それと関連した人命軽視と事なかれ主義にまみれたソウルメトロは目を覚ませ」

「このお母さんの言葉は当たってる。責任感を持って誠実に働けばカモ扱いされる世の中。誰も一生懸命働こうとしないよ」
「まだ若いのに気の毒だ。来世ではどうか裕福な家に生まれて」
「ソウルメトロの幹部を保線作業に投入しよう。目には目を、歯には歯をだ」
「“ヘル朝鮮”ではいつだって、汚い手を使い他人にたかって生きてこそ金持ちになれる」

「教訓:無責任にだらだら行動するのが生き残る方法だ」
「こんな事故が3回も起こる間に何をやってたんだ?朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長さん、あなたの息子だけが大事な存在ではないでしょう」
「セウォル号の時だって、先生の言うことを聞かずに甲板に上がった子たちはみんな助かった。この国は、人の言うことをよく聞くいい子が無駄死にする国だ」(翻訳・編集/吉金)