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富士通は6月1日、荷主企業や輸送事業者の輸送コスト削減に向けて、最適な物流拠点や輸送経路を可視化して提示する「FUJITSU インテリジェントデータサービス 物流プローブ分析 輸送コスト適正化支援サービス (SoXYZ(ソクシーズ))」を販売開始した。価格は個別見積もり。販売目標は2020年度末までに20億円を計画している。

新サービスは、日本全国を通行する貨物トラックのうち2016年3月末時点で約7万5000台が装着している同社グループ製のネットワーク型デジタル・タコグラフから収集・蓄積する走行実績データを基に、荷主企業や輸送事業者が持つトラックの出発・到着地点や日時などの輸送情報を解析したうえで、物流拠点や輸送経路の見直しによる輸送コストを試算するもの。

現状の輸送情報をExcelファイルなどで同社へ提示し、データ解析は同社のクラウド上の物流プローブ・プラットフォームで走行実績データを基に行う。さらに、物流拠点の配置や輸送経路などを多様なパターンでシミュレーションした上で、見直し後の輸送情報や輸送コストの算出結果を同社がExcelファイルなどで提供するという。

例えば、拠点の統合をする場合、現状の2つの出発地(X,Y)から到着地(A〜F)までの輸送経路と、見直し後に統合した出発地(Z)から到着地(A〜F)までの輸送経路を可視化でき、見直し前後の輸送コストを数値化して比較することで、輸送コストの削減に有効な地域の発掘に利用できるとしている。

これにより、荷主企業や輸送事業者は、これまで数値化できていなかった現状のコストと試算した見直し後の輸送コストを比較でき、変動する輸送環境に適した物流拠点や輸送経路を選定可能になるとしている。

同社は今後も物流関連サービスとして、トラックやバス事業者向けの運行ルートの策定や物流不動産に関わる交通情報の提供など、富士通交通・道路データサービスのサービスを「oXYZ(オクシーズ)」シリーズとして提供していく。

なお、同シリーズはクラウド上に集まるデータを解析した上で物流業界へ提供するサービス群であり、今回販売開始したサービスは同シリーズの第1弾となる。

(山本善之介)