【30歳からの保険講座】結婚を機に考える保険。守るべきものが増えたときに必要な備えとは?

30歳前後になってくると、結婚をし、新たな家庭を築く人も多いと思います。この“結婚”というタイミングで保険加入を検討したり、すでに加入している保険の見直しを行う人が多いです。なぜ“結婚”というタイミングなのでしょうか?今回は、結婚を機に考える保険の重要性ついてお話ししたいと思います。

■なぜ結婚をすると保険の見直しが必要なのか?

保険というのは、「自分のための保険」と「誰かのための保険」があります。つまり、独身のころは自分だけを守る保険に加入していればよかったのですが、結婚するとパートナーはもちろん、これから生まれてくる子どものことも守っていかなくてはなりません。このような状況の変化から、「誰かのための保険」に加入する必要性が出てきて、結婚を機に保険を見直される方が多いのです。

■結婚を機に生まれるリスクと備えについて

それでは、結婚をすると具体的にどのような備えが必要になるのでしょうか?一つずつご紹介していきたいと思います。

《万が一、自分が亡くなってしまったときの備え》

もし自分が先に亡くなってしまったら、残された家族のその後の生活資金や、子どもの教育費はどのようにしたら良いのでしょうか。自分が亡くなると、当たり前ですが自分の収入がなくなります。でも残された家族はこの先も生きていかなければなりません。このような状況になったときに、潤沢な資金が残されていれば良いのですが、なかなかそういう人ばかりではないでしょう。

だからといって、やみくもに多額の資金を用意しなくては、というわけではありません。遺族年金などの公的補助もありますので、それらを差し引いてどのくらいお金が足りないのかを考えて、そのときに備える必要があると思います。また、自分が亡くなったときの葬儀代や死亡整理資金なども、「死亡保険」などで備えておくと良いでしょう。

《病気になったときの備え》

30代になってくると、健康の変化も見られやすくなります。現代人は不規則な生活と食生活の欧米化により病気になりやすいイメージがありませんか?例えば、自分が突然がんになってしまったとき、特に備えがない場合は貯蓄などから医療費を捻出することになると思います。そうすることによって家計は圧迫されてしまいますよね。

このような状況はどうしてもパートナーに負担をかけてしまうことになりかねません。特にがんなどの病気は他の病気よりも多くの治療費がかかると言われていますので、医療保険で病気に備えることも独身のとき以上に大切になってきます。

《就業不能状態になってしまったときの備え》

病気になってしまったときの話ともつながりますが、病気になることによって働くことができなくなることもリスクとして考えられます。

健康保険組合に加入している会社員の方であれば、病気になるなどで就業不能の状態になると1年半の間、給与の3分の2が支払われる傷病手当などがあります。一方、自営業の方は国民健康保険なので、傷病手当はありません。いずれにしても、傷病手当も期間が限られていますので、就業不能状態になってしまったときに備えておかないと、家族の生活が圧迫され、パートナーへの負担も大きくなってしまいます。

また、結婚すると住宅を購入する人もいると思います。このローンは自分の収入がない状態であっても払い続けていかなくてはなりません。こういった状況への備えも重要なのです。

《子どもの教育資金に対する備え》

結婚をすると、子どもの教育資金のことも考えなくてはならないですよね。子どもの進路は正直予想がつきません。早い段階から私立へ通ったり、高校で留学をしたいということもあるかもしれません。子どもの教育資金は平均的に大学卒業までに約1000万円以上、すべて私立の学校に通っていた場合は約2300万円に上ります。※出典元:文部科学省(生涯学習政策局政策課教育改革推進室調査)

教育資金の備えとしては「学資保険」などが有名です。学資保険は一般的に、子どもが大学進学のときにまとまった教育資金を受け取れる保険です。

■結婚は人生設計を大きく見直すタイミング

結婚というのは、守るべき家族ができること、そしてマイホーム購入や子育てなど、人生設計を大きく見直すタイミングです。同時に、備えておかなければならないことも増えてきます。今回ご紹介した内容はあくまでもリスクの一部。夫婦の形はそれぞれですし、共働きか、専業主婦かによっても備えておくべき内容や範囲は違ってきます。しかし、実際にどんな備えが必要なのかは、なかなかご自身では判断がつかないこともあるでしょう。そんなときは一度第三者に相談してみると良いと思います。

文/牧山真一(マキヤマ・シンイチ)

保険見直し本舗 テレマ事業本部 対面事業部 関東・九州エリアマネージャー。コンサルティングアドバイザーとして関東を中心に活動。「最適な保険選びのパートナー」として、これまで個人の保険相談から法人に至るまで数多くの保険見直し、保険相談に対応。