1日、韓国の地下鉄駅付近で先月起きた女性殺害事件をめぐり、人民網は「男女不平等が再び韓国社会の関心を集めている」と指摘する記事を掲載した。資料写真。

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2016年6月1日、韓国の地下鉄駅付近で先月起きた女性殺害事件をめぐり、人民網は「男女不平等が再び韓国社会の関心を集めている」と指摘する記事を掲載した。

ソウル市の江南駅近くにある男女共用のトイレで先月17日、23歳の女性が見知らぬ男によって殺害されるという事件が起きた。男は警察の取り調べに対し、「いつも女性から無視されていたのでやった」と供述。韓国警察は「男には精神疾患で診察を受けた過去がある」と説明し、「危険性がうかがえる患者を強制的に入院させる」との対策案を打ち出した。

記事は「警察の措置に韓国の女性は納得していない」と指摘した上で、「男が女性に危害を加えたのは精神疾患が原因ではなく、社会に普遍的に存在する『女性嫌悪感』の影響」「男は『女性嫌悪症』を患う一群の代表。多くの女性が常に危険と隣り合わせの状態にある」というのが女性らの意見だと紹介する。

さらに、トイレが男女共用であることが問題視されたことについても女性側の意見と食い違っているとし、「女性が事件発生の原因としているのは韓国社会が男女不平等の問題をいっこうに解決できない点にある」と説明。ある女性団体の「韓国では多くの男性が女性に差別的な態度を取っているが、人々は問題の重大さに気付いていない」とのコメントを取り上げ、「韓国の男女平等レベルは世界145カ国中115位で日本やインドなどより低い」と紹介し、「男尊女卑の考え方の影響で女性の地位は古代から低かったが、現代に至ってもこの状況は改善されていない」「今回の事件を機に、多くの女性が男女平等を重視するよう社会に訴えている」と伝えた。(翻訳・編集/野谷)