31日、韓国・ソウル新聞は、他者に対する差別や嫌悪が渦巻く韓国社会について報じたシリーズ記事の中で、幼い子どもたちの間にまで差別意識が広がっている実情を伝えた。写真はソウル。

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2016年5月31日、韓国・ソウル新聞は、他者に対する差別や嫌悪が渦巻く韓国社会について報じたシリーズ記事の中で、幼い子どもたちの間にまで差別意識が広がっている実情を伝えた。

2歳の子を育てるキムさんが「人ごとと思えない」と語るのが、幼稚園で起こっているという予防接種痕が原因の差別。痕の残らない高価な注射を打った子が、肩にくっきりと痕の残る「貧しい」家庭の子をからかって、「注射痕がある君とは遊ばない」などと言うそうだ。賃貸マンションに住むキムさんは、「子どもが小学校に入ったら、賃貸に住んでいるという理由で仲間外れにされるのではないかと心配」と語った。

キムさんの自宅周辺には、賃貸マンションのほか民間の分譲マンションと公営マンションがそれぞれ複数棟あり、その真ん中に小学校がある。マンション同士は歩いて数分の距離だが、子どもたちが遊ぶグループははっきりと住まいによって分かれている。互いに暮らし向きが合った者同士でのみ遊ぶのだ。ある民間分譲マンションの住民によると、「民間の分譲マンションの中でも一番裕福な人たちが住む所の子は、ここには来ない」という。

これについて小学教師の一人は「親御さんが自分の子どもに、貧しい家の子や共働きの家の子と遊ばないように言うのを見たことがある」とし、「幼い頃から自分の条件に合わせて友達を選ぶことを教えているようで悲しかった」と語った。

この報道に、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「韓国は実に問題が多い。こんな親の元で育った子の人格はどうなるだろう?他人に無視されないように、されても勝つようにと教えるばかりだから、他人を見下す社会になってしまうんだ」
「子どもではなく親の問題。まるで子どもの精神状態じゃないか。ビバリーヒルズにでも住んでるつもり?」

「わが国の未来が心配」
「こういうニュース自体が差別現象をあおっていると思う」
「人生はこんなふうに教えるものじゃない」
「子どもは見聞きした通りに行動するものだ」

「高い注射かどうかなんて子どもに分かるわけがない。すべて親がそれとなく話しているせいだ」
「注射痕で子どものグループが分かれるなんて、大人が話を膨らましただけでは?」
「痕が残らない注射は効果が薄いというニュースを見たことがあるけど…」(翻訳・編集/吉金)