By Sean MacEntee

今や映像から音楽の分野までなくてはならないサービスとなったYouTubeが、サードパーティーの動画ダウンロードサイトに対して、法的措置も視野に入れたサービス提供の中止を求める警告文を送っていることがわかりました。

YouTube Threatens Legal Action Against Video Downloader - TorrentFreak

https://torrentfreak.com/youtube-threatens-legal-action-video-downloader-160530/

YouTubeは無料で豊富なムービーコンテンツを提供しており、全世界で10億人を超えるユーザーが視聴しています。そんなYouTubeのムービーをダウンロードできるウェブサイトは数多く存在しており、「TubeNinja」もそのうちの1つ。以前から無料でコンテンツが保存されてしまうことを音楽レーベルが問題視しているのですが、YouTubeはこの問題を解決するべく、サードパーティーのダウンロードサイトにサービスの閉鎖を呼びかけています。



TubeNinjaはYouTubeの法務部からの警告文を受け取っており、全文をTorrentFreakで公開しています。内容は「TubeNinjaはユーザーがYouTubeのコンテンツをダウンロードを可能にする機能を持っています。私たちはこの機能の提供を停止することを求めます」「YouTubeでは利用規約でムービーの無断ダウンロードを禁止しており、ウェブサイト(TubeNinja)のダウンローダー機能はYouTubeおよびAPIの利用規約に違反しています」といった内容が書かれています。



YouTubeは7日以内にサービスの提供を停止するよう求めており、規約に違反し続ける場合は法的措置をとる可能性があることも記載しています。TubeNinjaの運営者であるネイサン氏はダウンローダー機能の停止を考えていないとのこと。TubeNinjaはYouTube APIを使用していないため、規約違反には当たらないと考えています。また、ネイサン氏は「私たちの規約では『ユーザーはサービスを利用してダウンロードするコンテンツの合法性に対して責任を持つ』と定めています」と述べています。

また、ネイサン氏はChromeの拡張機能にも同様の機能があるものが多数存在することに言及しており、Googleの製品であるChromeの拡張機能に対しては全く対処せずに、このような強引な警告文を送りつけるのは信じられないとのこと。また、2008年から同様のサービスを提供している「SaveFrom」「KeepVid」「ClipConverter」にはなんのアクションも行っていないことをネイサン氏は確認済みで、「まるでテレビ番組をビデオテープで録画したら、VHSレコーダーの製造元が訴えられたようなもの」と反論しています。

なお、YouTubeがこのようなアクションを行ったのは初めてではなく、2012年にもYouTube-mp3.orgに対して同様の警告文を送っていますが、記事作成時点もサービスは閉鎖されておらず、法的措置までは行わなかったようです。