1日、北京晨報によると、教科書に掲載する「南京大虐殺」の文章取り扱いで注目を集めた中国・語文出版社は、「文章の差し替えは取り止め、『南京大虐殺』2作品をいずれも掲載する」と表明した。写真は南京大虐殺記念館。

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2016年6月1日、北京晨報によると、教科書に掲載する「南京大虐殺」の文章取り扱いで注目を集めた中国・語文出版社は先月31日、「文章の差し替えは取り止め、『南京大虐殺』2作品をいずれも掲載する」と表明した。

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中国では先ごろ、同出版社が発行する義務教育用の教科書から「南京大虐殺」に関する記載が削除されるとの情報がネット上で飛び交った。これに対し、出版社側は先月23日に出した声明で「2013年から教科書の改定作業を進めている。『南京大虐殺』に関する記載は別の作者の文章への差し替え」と説明。理由として、差し替え用の文章には非人道的行為の記載にとどまらず、一般女性が日本軍に勇敢に立ち向かう姿がつづられている点を挙げた。

関係者の話によると、その後の検討会で出席者らは「2つの文章は視点や表現方法が違うため、両方を残すのがふさわしい」との考えで一致。改定後の教科書にはいずれの文章も掲載し、学生に読み比べてもらうという。(翻訳・編集/野谷)