ハリルが起用を示唆した川島、1年ぶりの代表戦へ「ゼロの気持ちで臨む」

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 約1年ぶりの代表戦出場となりそうだ。日本代表のハリルホジッチ監督は3日のキリン杯準決勝・ブルガリア戦に向けた公式会見でGK川島永嗣(ダンディー・U)の起用を示唆。昨年6月16日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦(0-0)以来の出場が濃厚だ。

「海外組の事前合宿からここまで順調にやってこれている。自分が出ることになれば、久々のチャンスでもある。自分らしくプレーしたいし、代表に懸けてきた思いもあるので、代表に貢献できるようにすべてを捧げたい」

 昨夏にスタンダール・リエージュ(ベルギー)を退団後は約半年間、所属チームがないまま実戦を離れ、同時に日本代表からも遠ざかった。それでも昨年末にスコットランド1部のダンディー・Uと契約後し、正GKとしてリーグ戦16試合にフル出場。代表には今年3月のW杯アジア2次予選で約9か月ぶりに復帰したが、当時は負傷を抱えていたこともあり、試合には出場しなかった。

「クラブがない時期もあったし、新しい環境でもプレーした。自分にできることはどれだけ確率を高くできるか、リスクを背負って難しいボールを取れるか。体に染み込ませてやってきたし、それを自然と出せれば」

 ハリルホジッチ監督は9月に開幕するW杯アジア最終予選に向けて「だれが優先順位の1位かは決めていない」と、正GK争いは今後も続くとの考えを示している。川島とすれば、約1年ぶりのピッチで自分の存在価値を証明する絶好の機会。「チャンスを自分がもらえば、それを生かさないといけない。自分は勝ち取っていかないと立場だし、ゼロの気持ちで臨みたい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)