31日、世界各地で「現代の奴隷」状態に置かれている人の数は4500万人に上り、うち中国本土が339万人とインドに次いで2番目に多いことが分かった。写真は中国で行方不明になった子どもの資料。

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2016年5月31日、世界各地で「現代の奴隷」状態に置かれている人の数は4500万人に上り、うち中国本土が339万人とインドに次いで2番目に多いことが分かった。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

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AFP通信が、奴隷状態の撲滅を目指す団体「ウオーク・フリー・ファウンデーション(WFF)」が発表した報告書「グローバル・スレイバリー・インデックス2016」を引用して伝えたもので、「現代の奴隷」とは脅迫や暴力、強制、権力乱用、詐欺などによって自由を奪われ、搾取されている状態を指す。借金の形に漁船で労働させられたり、強制的に家事や売春をさせられたり、「児童兵士」として徴用されたりする例もある。

調査は、167カ国の4万2000人を対象に53言語で面談を行った情報および各国政府の対応に基づいて推計した。

国・地域別で奴隷の数が最も多かったのはインドで1835万人。以下、中国本土(339万人)、パキスタン(213万人)、バングラデシュ(153万人)、ウズベキスタン(123万人)と続く。

全人口に占める割合が最も多かったのは北朝鮮で4.37%が奴隷状態にある。

米国在住の中国人権活動家、劉青(リウ・チン)氏は、中国の状況について「売春を行う女性や街頭の物乞いの背後に反社会勢力が存在する場合が多く、そうした人たちが現代の奴隷状態に置かれている」と説明している。(翻訳・編集/柳川)