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共同船舶はこのほど、星薬科大学 ペプチド創薬研究室との共同研究の結果を発表した。バレニンを含む鯨(くじら)肉抽出物には、ストレスや抑うつ感を軽減する可能性が高いことが、ヒト臨床試験によって示唆されたという。

同研究は、一般健常人16名(20〜50歳)を対象に行われた。まず対象者をランダムに「Control群」「LD群」「HD群」3群に分け、各群はバレニン含有鯨肉抽出物を添加した試験食を1カ月毎日摂取した。バレニンとは抗疲労成分で、鳥や回遊魚にはなく、鯨に多く含まれているという。

添加したバレニン含有鯨肉抽出物は、1日当たりControl群は0.00g、LD群は1.25g、HD群は5.00g。また、抑うつ感を計測するための検査「Zungの尺度」と、ストレス反応を検討するための検査「Holmesのストレス反応尺度」も行った。

「Control群」「LD群」「HD群」の3群について群間比較を行ったところ、Holmesストレス反応尺度では、バレニン含有鯨肉抽出物を摂取していない「Control群」のストレスが上昇していた。一方、バレニン含有鯨肉抽出物を1日あたり5.00g摂取した「HD群」は低下しており、有位にストレス反応が改善されていた。

またZungの尺度上でも、投与量が増加すると抑うつ感が低下する傾向が見られた。

これらの試験結果から、「バレニンを含む鯨肉抽出物にはストレスや抑うつ感を軽減する可能性が高い」ことが示唆された。同社は、「鯨肉は精神的ストレスを改善できる可能性があり、慢性的なストレスや疲労感、抑うつ感などの不調を改善できる有望な機能性を持つ食品であることを意味している」と述べている。

(フォルサ)