違法賭博が発覚し、日本バドミントン協会を実質的に「追放」となった田児賢一選手。今週発売の「週刊現代」(講談社)でこの件について独占告白しているが、その発言が世間の反感を買っている。

 田児は「海外でギャンブルに熱中していたことに後悔はない」「僕はあの勝負事は、スポーツ選手として自分を成長させてくれた」と、ギャンブルに狂ったこと自体を問題には感じていないと発言。

 さらに、ギャンブルを「やりすぎた」と反省しつつも、「ギャンブルと、極限状態で勝負するスポーツには、通じるものがあるから」という理由で、自分を強くしてくれた部分もあると語っている。同じく賭博が発覚した桃田賢斗選手が「勝負の世界で生きている以上、ギャンブルに興味があった」という意見もよく理解できるとしている。

 結論からいえば、それならスポーツ選手はギャンブル狂のほうが強くなると捉えられても仕方がない言い分にも聞こえ、やはり特に反省はしていないように映る。田児選手は自身が桃田選手をはじめ後輩を「引き込んだ」ことにも言及しているが、そんなことはないとでも言いたげな台詞回しだった。

 正直なところ、ギャンブルがスポーツの実力に比例するのかは科学的根拠を持たないため、断言はできない。田児選手が大きく勘違いしている点は、彼が起こした騒動は「ギャンブル」ではなく「違法賭博」という点だ。問題の本質が理解できていない。

 そして、後輩が「先輩である田児選手からの誘いを断れなかった」と証言がある以上、自身が大きな発端の一部となったのは事実である。その状況で「後悔していない」というのも苦しい言い訳ではないだろうか。

 ネット上でも「ダメだこいつ」「まったく教訓を得てない」「海外移籍できるから強気なんだな」など、田児選手への批判が殺到。リオ五輪前に大きな騒動を起こしてしまったことの重大性をまったく認識していないと捉えられてしまっている。当然だが。

 今後はマレーシアへの移籍も考えていると発言した田児選手。「プロリーグもあって、億単位の年収を稼ぐ選手も多くいます」と発言しているが、たぶんそこでもギャンブルにハマってしまいそうな危うさがある。