伊勢志摩サミットの開催を記念し、東京駅で21日から27日にかけて「駅弁サミット」が行われた。日本の駅弁は種類が豊富であるうえ、各地の特産品を活かした特色ある内容となっているため、多くの駅弁ファンがいる。駅弁を食べながら移動するのは、日本の鉄道旅行の醍醐味の1つでもある。(イメージ写真提供:(C)Sakarin Sawasdinaka/123RF.COM)

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 伊勢志摩サミットの開催を記念し、東京駅で21日から27日にかけて「駅弁サミット」が行われた。日本の駅弁は種類が豊富であるうえ、各地の特産品を活かした特色ある内容となっているため、多くの駅弁ファンがいる。駅弁を食べながら移動するのは、日本の鉄道旅行の醍醐味の1つでもある。

 中国メディアの好奇心日報はこのほど、鉄道の車内で弁当を食べることは特に驚くに値するものではないとしながらも、「駅弁が1つの文化に昇華しているのは世界広しと言えども、日本ぐらいではないか」と論じる記事を掲載した。

 記事はまず、日本の駅弁の歴史から紹介し、「日本に鉄道が建設された明治時代には簡素なものではあったが、すでにおにぎりが駅弁として販売されていた」と紹介。さらに戦後の高度経済成長に伴い、新幹線が開通し、駅弁も飛躍的な発展を遂げたことを紹介する一方、駅弁メーカーの数が年々減少していることを指摘し、日本の駅弁メーカーは今後、どのようにして生き残ろうとしているのだろうかと問題を提起した。

 続けて、日本は駅弁の生き残る道を海外に見出したとし、日本料理の人気が高いフランスにおいて、JR東日本の子会社が駅弁販売店を出店したことを指摘。フランス人の鉄道利用客から人気だったため、期間限定の店舗は営業期間を延長するほどだったと紹介した。2015年に日本を訪れた外国人旅行客の数は1973万7000人に達したが、記事は「美味しいうえにデザインも楽しい駅弁は外国人にとっても関心の的」だと伝え、すでに一部メーカーは英語のメニュー表も作成していると紹介した。

 鉄道の車内で何かを食べることは、どの国でも見られることであり、特に文化といえるものではないが、日本の駅弁は間違いなく日本の文化だ。キャラ弁が海外で大きな注目を集めたように、日本は新幹線を輸出すると同時に駅弁文化もあわせて輸出するのも面白いかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Sakarin Sawasdinaka/123RF.COM)