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●NetAppとTintriの違いとは?
米Tintriの製品エンジニアリング担当EVPのトニーチャン(Tony Chang)氏が来日。同氏は米NetAppでストレージOS「ONTAP」チーム約1,600人を率いていた人物。そこで、転職の経緯やTintriの強み、これからのストレージ製品のあり方などを聞いた。

──昨年12月にNetAppからTintriに転職されましたが、理由は何でしょうか?チャン氏:NetAppに8年在籍し、製品エンジニアリングとマーケティングの責任者としてONTAP関連売上を50億ドル規模にまで拡大することができた。転職の理由を述べると非常に長くなるが、端的に言えば、スタートアップに関わり、次世代のストレージベンダーとして大きく育てたいという個人的な思いがあったからだ。そんな中でTintriは、人材とテクノロジーという2つの点がとても魅力的だった。スキルの高い人たちが極めてユニークなソリューションを展開している。とても素晴らしい会社だ。

チャン氏:NetAppに8年在籍し、製品エンジニアリングとマーケティングの責任者としてONTAP関連売上を50億ドル規模にまで拡大することができた。転職の理由を述べると非常に長くなるが、端的に言えば、スタートアップに関わり、次世代のストレージベンダーとして大きく育てたいという個人的な思いがあったからだ。そんな中でTintriは、人材とテクノロジーという2つの点がとても魅力的だった。スキルの高い人たちが極めてユニークなソリューションを展開している。とても素晴らしい会社だ。

──両社の仕事のやり方や方向性に違いを感じますか?チャン氏:NetAppはNASを中心として、テクノロジーの普及とマーケットの拡大に成功した企業だ。最初は小さかった予算はどんどん大きくなり、多くの企業がNetAppの技術を使うようになった。一方、Tintriはアーリーステージにいて、VM-aware storage(VAS)というユニークなテクノロジーを大きく広げていこうとしているところだ。ストレージのデザインが違うため、アプローチの仕方も変わってくる。どう拡大していくかが腕の見せ所だと認識している。

チャン氏:NetAppはNASを中心として、テクノロジーの普及とマーケットの拡大に成功した企業だ。最初は小さかった予算はどんどん大きくなり、多くの企業がNetAppの技術を使うようになった。一方、Tintriはアーリーステージにいて、VM-aware storage(VAS)というユニークなテクノロジーを大きく広げていこうとしているところだ。ストレージのデザインが違うため、アプローチの仕方も変わってくる。どう拡大していくかが腕の見せ所だと認識している。

──Tintriのテクノロジー的な特徴はどこにありますか?チャン氏:NetAppは広範囲に適用できる多目的なストレージということができる。一方Tintriは、仮想化にフォーカスし、仮想ワークロードの中身まで把握して最適化を行うことができることが特徴だ。その意味では、競合のない非常にユニークなストレージ製品ということができる。

チャン氏:NetAppは広範囲に適用できる多目的なストレージということができる。一方Tintriは、仮想化にフォーカスし、仮想ワークロードの中身まで把握して最適化を行うことができることが特徴だ。その意味では、競合のない非常にユニークなストレージ製品ということができる。

──その特徴はマーケットを拡大する上で強みになりますか?チャン氏:もちろんだ。いまや仮想化はワークロードの75%を占めるデファクトスタンダードだ。仮想化にフォーカスすることは大きなトレンドであり、アドバンテージになる。トレンドとしてはもう1つ、クラウドへの対応がある。AWSやAzureに代表されるパブリッククラウドの利用は今後のデファクトになる。Tintriは、仮想化とクラウドフォーカスし、複雑なワークロード管理をシンプル化し、パフォーマンスとユーザーエクスペリエンス(UX)を最適化していく。

チャン氏:もちろんだ。いまや仮想化はワークロードの75%を占めるデファクトスタンダードだ。仮想化にフォーカスすることは大きなトレンドであり、アドバンテージになる。トレンドとしてはもう1つ、クラウドへの対応がある。AWSやAzureに代表されるパブリッククラウドの利用は今後のデファクトになる。Tintriは、仮想化とクラウドフォーカスし、複雑なワークロード管理をシンプル化し、パフォーマンスとユーザーエクスペリエンス(UX)を最適化していく。

──業界ではオールフラッシュ製品が数多くリリースされていますが、Tintriのオールフラッシュ対応は?チャン氏:Tintriは、HDDとSSDのハイブリッド構成でキャッシュヒット率99%を実現している。ハイブリッドの良さは、容量とパフォーマンスを両立できることにある。これは実に素晴らしいデザインだ。オールフラッシュへの対応は進める。だが、ハイブリッドを止めるつもりはない。

チャン氏:Tintriは、HDDとSSDのハイブリッド構成でキャッシュヒット率99%を実現している。ハイブリッドの良さは、容量とパフォーマンスを両立できることにある。これは実に素晴らしいデザインだ。オールフラッシュへの対応は進める。だが、ハイブリッドを止めるつもりはない。

オールフラッシュの課題はコストだ。顧客はパフォーマンスを優先するとコストを犠牲にする必要がある。Tintriはそれがなく、顧客にどちらの選択肢も提供できる。フラッシュのコストは年々下がっている。3D NANDの登場でさらに下がるだろう。われわれはその対応を積極的に進める。まずは、3D NANDに対応した分析機能や管理ソフトを拡充し、顧客に選択肢を提供していく。

●Nutanix、Nimble Storage、Pure Storageは競合ではない
──今、注目しているテクノロジーはありますか?チャン氏:ハードウェア面では3D NANDに代表されるチップの進化に注目している。ハイパフォーマンスでスケーラブルな製品を提供する場合、チップの進化は製品になくてはならないものだ。

チャン氏:ハードウェア面では3D NANDに代表されるチップの進化に注目している。ハイパフォーマンスでスケーラブルな製品を提供する場合、チップの進化は製品になくてはならないものだ。

ソフトウェア面では、コンテナ技術に注目している。VMwareやMicrosoft、RedhatなどもHypervisorレベルでDockerコンテナ技術への対応をはじめている。VASとコンテナの組み合わせは、業界に大きなインパクトを与えるだろう。VAS上でコンテナをサポートすることは大きなアドバンテージにもなる。

また、ストレージの管理ソフトという点では、アプリケーションやストレージに関連するデータ分析技術に注目している。たとえば、Apache SparkやElasticsearchなどだ。

──ユーザーからの反応、反響を教えて下さい。チャン氏:非常にポジティブな声ばかりだ。大きな顧客はTintriのストレージで2PBの領域で仮想マシンワークロードを走らせている。顧客満足度調査でも95%以上の評価をいただいている。あるEDAカンパニーは、さまざまな仮想化製品を使っているが、そうした混在環境のなかでのTintriのワークロードを見分ける能力を非常に高く評価している。

チャン氏:非常にポジティブな声ばかりだ。大きな顧客はTintriのストレージで2PBの領域で仮想マシンワークロードを走らせている。顧客満足度調査でも95%以上の評価をいただいている。あるEDAカンパニーは、さまざまな仮想化製品を使っているが、そうした混在環境のなかでのTintriのワークロードを見分ける能力を非常に高く評価している。

──ユーザーから得られたフィードバックはどのように製品に生かされるのですか?チャン氏:フィードバックは、3つの基準で評価され、製品に取り入れるかを選別している。3つの基準とは、顧客の要望の強さ、技術トレンドにマッチしているか、競争力があるかどうかだ。プロダクト、エンジニアリング、マーケティングなどの責任者が集まり、検討を重ねる。製品への反映は3年計画で進める。最初の1年はテクノロジーの実装が中心で、残りの2年は改善が中心だ。

チャン氏:フィードバックは、3つの基準で評価され、製品に取り入れるかを選別している。3つの基準とは、顧客の要望の強さ、技術トレンドにマッチしているか、競争力があるかどうかだ。プロダクト、エンジニアリング、マーケティングなどの責任者が集まり、検討を重ねる。製品への反映は3年計画で進める。最初の1年はテクノロジーの実装が中心で、残りの2年は改善が中心だ。

──競合として意識しているベンダーはありますか?チャン氏:競合はいない。VASは市場でもユニークなソリューションだ。オールフラッシュという点では、Nutanix、Nimble Storage、Pure Storageが競合と見られやすいが、VASという点では実はまったく競合していない。では、導入時に実際にコンペになることが多いのはどこかと言われると、EMC、NetApp、HPの3社だ。見方を変えると市場を構成するストレージベンダー全員が競合とも言える。

チャン氏:競合はいない。VASは市場でもユニークなソリューションだ。オールフラッシュという点では、Nutanix、Nimble Storage、Pure Storageが競合と見られやすいが、VASという点では実はまったく競合していない。では、導入時に実際にコンペになることが多いのはどこかと言われると、EMC、NetApp、HPの3社だ。見方を変えると市場を構成するストレージベンダー全員が競合とも言える。

──既存のストレージに対して、ユーザーはどんな不満を持っているのですか?チャン氏:大きく、パフォーマンス、コスト、シンプリシティの3つがよくあるペインポイントだ。パフォーマンスが求められる部分ではオールフラッシュを勧めるベンダーが多い。するとコストが高くついてしまう。コスト削減しながら性能を高められないかという顧客がTintriを採用している。

チャン氏:大きく、パフォーマンス、コスト、シンプリシティの3つがよくあるペインポイントだ。パフォーマンスが求められる部分ではオールフラッシュを勧めるベンダーが多い。するとコストが高くついてしまう。コスト削減しながら性能を高められないかという顧客がTintriを採用している。

運用コストも大きな課題だ。300TBをストレージを管理するのに月に1人エンジニアが必要だと言われる。Tintriは、ストレージ管理の手間を削減し、シンプルに管理できるようにする。実際、2PBを利用しているユーザー企業はストレージ管理に1週間で4時間しかかかっていない。

──日本市場の展開について教えて下さい。チャン氏:OEMパートナーの富士通や販売代理店など、非常に強力なパートナーがいることがポイントだ。日本はわれわれにとっても重要な市場だ。パートナーとともにソリューション提供により一層力を入れていく。

チャン氏:OEMパートナーの富士通や販売代理店など、非常に強力なパートナーがいることがポイントだ。日本はわれわれにとっても重要な市場だ。パートナーとともにソリューション提供により一層力を入れていく。

(齋藤公二)