31日、環球時報によると、フィリピンの次期大統領に就任するロドリゴ・ドゥテルテ氏が国内の鉄道建設に中国の支援を求める可能性を明らかにした。写真はマニラ。

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2016年5月31日、環球時報によると、フィリピンの次期大統領に就任するロドリゴ・ドゥテルテ氏が国内の鉄道建設に中国の支援を求める可能性を明らかにした。

ドゥテルテ氏は28日、長年にわたって不便さが指摘されてきた交通問題について「危機的状況」と述べ、解決に向けた策として鉄道建設を挙げた。マニラを起点にヌエヴァ・ヴィスカヤ州などに向かう3路線とミンダナオ島を貫く路線を整備する計画で、同氏は「我々には資金がない。鉄道事業には他国の参入が必要だ」と説明。「他国とは中国を指すのか」との質問に対し、「もしかしたら中国かもしれない」と答えた。ただ、これと同時に鉄道事業と南シナ海問題とを切り離して考えることを強調、「中国がフィリピンの鉄道建設に携わったとしても、フィリピンがスカボロー礁を放棄することを意味しない」とした。

この報道に関し、フィリピンのネットユーザーからは「フィリピンと中国が海上で衝突した場合、中国は我々の鉄道事業を台無しにする可能性がある」と中国の参加に懸念を示す声が上がっており、中には「日本の鉄道技術の方が優れている」と日本との協力を求める意見も見られた。中国の専門家は「中国がフィリピンのインフラ建設に参入する場合のライバルは日本と韓国」と指摘し、フィリピン南部の鉄道建設を韓国が支援している点や、日本がフィリピンにとって最大の貿易パートナーとなっている点を紹介した。(翻訳・編集/野谷)