31日、韓国の国宝1号を現在の崇礼門からハングルの解説書である「訓民正音解例本」に替えるべきかどうかとの議論が韓国国会に委ねられることになった。写真は崇礼門。

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2016年5月31日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国の国宝1号を現在の崇礼門(南大門・ソウル)からハングルの解説書である「訓民正音解例本」に替えるべきかどうかとの議論が、韓国国会に委ねられることになった。

韓国の文化財保存運動などを展開する複数の市民団体は31日、現在の国宝1号「崇礼門」と同70号「訓民正音解例本」の指定番号を入れ替えることなどを求めた「訓民正音 国宝1号指定に関する請願」を国会に提出した。請願の背景を説明する会見に立ち会った野党・正義党の魯会燦(ノ・フェチャン)議員は、「ハングル創製の意味と解説を盛り込んだ訓民正音解例本は、わが国の国宝1号として遜色ない文化遺産だ」として指定変更の意義を訴えた。

韓国の国宝1号をめぐるこうした議論は1996年以降20年にわたり続いている。文化財の指定番号は便宜上付与されるものにすぎず、その優劣や序列を示すものではないが、聯合ニュースによると「国宝の第1号は象徴性が大きくならざるを得ない」という。

崇礼門は、日本の植民地時代に当時の朝鮮総督府が「朝鮮の古跡1号」に指定、62年の文化財保護法施行に合わせ国宝1号となった。08年には放火により大半が焼失し、その後再建されている。

これについて韓国のネットユーザーが多数のコメントを寄せたが、ほとんどが請願の趣旨に賛成との声だ。

「1号はただの数字じゃない。替えるべきだ」
「最も大衆的で最も優れた韓国の誇るべき文化遺産である訓民正音。もちろん偽の文化財よりも名実共にいいと思う」
「ハングル自体を国宝1号にしよう!」

「文化財にまで日本の手が加わってるのか」
「崇礼門は国宝になり得ないと思う。焼失した後、原形をきちんととどめずに再建された。この際国宝指定を取り消して、それでも保存価値があるなら『宝物』に指定するのが正しい」
「文化財に番号を付けること自体、日帝時代の管理によるものだよ」

「1号でも2号でも関係ないよ。でも個人的には訓民正音の方が価値があると思う」
「崇礼門が国宝なら、各地にある城門は全部国宝にすべきだ」
「親日派が腰を抜かしそう」(翻訳・編集/吉金)