米国では「生ゴミを水に変える装置」が普及し始めている

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ニューヨーク市のレストランやスーパーは今年7月から、有機廃棄物の分別・リサイクルが義務づけられる。米国で普及が進む生ゴミを分解発酵させて水に変える処理機「ORCA」も、その選択肢として注目されている。

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ニューヨーク市にある多くのホテルや卸売業者、規模の大きい販売業者は、2016年7月19日(米国時間)から、有機廃棄物(生ゴミ)の分別およびリサイクルを義務づけられる

こうした法人は、生ゴミを自ら処理場に運ぶか、第三者による回収を手配することになる。あるいは、法人が自ら生ゴミを処理するという選択肢もある。

ORCA」は、有機廃棄物を“食べて消化する”スチール製の大型機械だ。ORCAに投入された食べ残しや生ゴミは、「少し濁った水」に処理されてから下水道に流される。

ORCAは、食物を粉砕するための動きや水、好気性菌、そして再生プラスチック製の「バイオチップ」などを利用して、大量の廃棄物を発酵分解し、短時間で再利用水に変える(サイトによると、1日に1トンの生ゴミを処理できるという)。

ORCAは現在、米国各地のスーパーマーケットやホテルなどに導入されつつある(文末の動画)。冒頭の動画は、『Ars Technica』チームが、ニューヨーク市にあるカーライル・ホテルを訪れORCAの稼働風景を見学したものだ。

Harvester」のような機械も有機廃棄物を処理するが、水の代わりに肥料を生成する。Harvesterでは、廃棄物の多くが嫌気的に処理され、副産物としてメタンガスが発生してしまう。