中国では日本のコメや電機炊飯器の性能を称賛する人は多い。2015年に電気炊飯器が中国人旅行客の爆買いの対象となったのも記憶に新しい。現在も中国のネット通販サイトでは日本メーカーの高価な炊飯器が人気を集めている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では日本のコメや電機炊飯器の性能を称賛する人は多い。2015年に電気炊飯器が中国人旅行客の爆買いの対象となったのも記憶に新しい。現在も中国のネット通販サイトでは日本メーカーの高価な炊飯器が人気を集めている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の「飯炊き仙人」と呼ばれる男性がどのようにして美味しいご飯を炊いているのか、いくつもの写真を交えて解説する記事を掲載した。

 記事は、5月25日に北京で行われたイベントの様子を紹介し、日本で50年以上も白米を炊き続けてきた村嶋孟(つとむ)さんを紹介。村嶋さんは日本で「飯炊き仙人」と呼ばれ、日本にある村嶋さんの食堂は朝から行列ができるほどの人気だった。村嶋さんがこのほど北京で多くの報道陣の前で米を炊く工程を公開したのだ。

 記事は、村嶋さんが語る美味しいご飯の6大要素として「人、コメ、水、こだわりの研ぎ方、煮る、蒸す」であると紹介。今後村嶋さんは3年間中国に滞在し、自分の持つ技術を広め、弟子を育てる計画を持っているそうだ。

 中国も日本と同じようにコメを主食とする文化圏にあるが、今まであまりコメの味にこだわる余裕がなかった。歴代の中国の支配者は国民に十分な食料を提供することに腐心してきた歴史があり、国民を飢えさせないことは政治の根幹だったぐらいだ。

 今でもその名残があり、中国では友人が家を訪れた時などのあいさつとして、「食事をしましたか」と聞く習慣がある。もし食べていなければ食事をするように強く勧めてくる。文化的に腹を満たすことが重視されていることの表れと言えるだろう。中国も裕福になり、コメの質にこだわるようになりつつある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)