30日、中国でネットの架空注文によるやらせクチコミやサクラレビューといったステルスマーケティングが問題となっている。

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2016年5月30日、中国紙・新京報によると、あるネット生花販売店が目論見書で「3年で26万件のサクラレビューによって売り上げを大幅に伸ばした」としたことが明らかになるなど、中国のネットビジネス周辺で架空注文によるやらせクチコミやサクラレビューといったステルスマーケティング(ステマ)が問題となっている。

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中国ではここ数年で大規模なステマ組織がいくつも生まれており、所属するサクラレビュアーの数は少なくとも数十人から数百人、多いグループでは数千人、全体では数万人にも上り、産業チェーンを構成する一部としてすでに定着している。

販売店からステマ組織への連絡は多くが深夜、「QQ」や「IS(iSpeak)」などのチャットアプリを通じ、専用のチャットルームで“発注”される。注文を受けるレビュアーは大学生や若い主婦などで、各ショッピングサイトのアカウントを複数所持しており、数人のグループで次々に発注元の店に架空の注文をし、店や商品の評価を上げていく。

こうしたやらせクチコミやサクラレビューといった手段は、消費者のオンライン販売に対する不安や不信感を和らげる効果があるとされるが、ある業者は「架空注文で取引を増やしているが、実際には販売店とそのブランドを自滅させる行為だ」と指摘している。(翻訳・編集/岡田)