30日、台湾ETtodayによると、不妊症患者が多い中国本土で、非正規の「地下精子提供」サービスを利用する人がいるという。写真は妊婦。

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2016年5月30日、台湾ETtodayによると、不妊症患者が多い中国本土で、非正規の「地下精子提供」サービスを利用する人がいるという。

中国では昨年、「二人っ子政策」の実施が発表され、第2子の出産を望む人もいるが、さまざまな問題から妊娠がかなわないケースもあり、精子バンクの需要が日増しに高まっている。しかし、中国のある報告書では、男性の精子の合格率は30%にも満たないとされている。西北婦女児童医院人類精子庫では、2015年の精子提供者1000人のうち、合格者はわずか100人ほど。一方、利用者の数は1400人に上る。専門家は、「精子の質は年々落ちているが、需要は逆にますます高まっている」と話す。

また、実際に精子バンクを利用する場合、手続きが面倒なことや経済的な負担が大きいことから、ネット上で非正規の「地下精子提供」を利用する人も少なくないという。これには2種類があり、一つは提供された精子を注射器で女性の体内に入れる方法。もう一つは提供者と直接性的な関係を持つ方法だ。しかし、「プライバシー保護」を理由に、感染症の有無や健康状態などを一切相手に伝えず、連絡手段も一時的な電話番号やSNSアカウントを使用するケースもあるという。専門家はこうしたサービスについて、「跡継ぎの法的根拠、感染症、社会倫理、道徳など、多くの問題がある」と指摘している。

中国では毎年、10万人の試験管ベビーが誕生している。不妊症患者は4000万人に上ると見られ、出産適齢者の12.5%を占めているという。(翻訳・編集/北田)