「5種のベリーと天然水」

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キリンビバレッジは2016年5月31日、「世界のKitchenから」ブランドより、混合果汁入り飲料「5種のベリーと天然水」を全国で発売した。容量は500mlで、希望小売価格は130円(税別)。

「5種のベリーと天然水」のコンセプトは、果実感や素材感をしっかり残しつつ、ごくごく飲める "フルーツウォーター"だ。ペットボトルを手に取ったときの透明感からは想像しにくいが、果汁を13%含む。実際にキャップを開けて手であおぐと、フルーツの香りが伝わる。スウェーデンの家庭料理ならぬ"家庭飲料"である濃縮シロップ「サフト」の製法を取り入れることによって、この奥深さが実現された。

着色料を使わなかったら、こんな色になりました

主な原材料は、ラズベリー、ストロベリー、ブラックカラント(カシス)、ブルーベリー、マキベリー。一方、スウェーデンのサフトもベリー類から作られている。

サフトが生まれた背景にはスウェーデンのお国柄が深く関係している。同国には「自然享受権」といって、誰が所有する土地であっても、ルールを守ればみんな自由に入って楽しんでよいことになっている。果実の採取も認められている、夏になると市民は森に入って自然のベリーを摘む。それを家庭に持ち帰り、鍋で煮込んでサフトにしている。水道水やミネラルウォーター、お湯で割って、ジュース代わりに飲んでいる。当然ながら無添加だ。

日本の風土にあったオリジナルのサフトを――。そんなキリンビバレッジの思いから「5種のベリーと天然水」は誕生した。5種類のベリーを煮込むことで強い酸味やえぐみを和らげたサフトを作り、白ブドウなどの果汁と天然水で割っている。さらに少量の塩を加えて味に厚みを持たせた。

ペットボトルの中の液体をよく見ると、わずかに黄色を帯びている。着色料を使わず、果汁の色そのままであることを示している。編集部で実際に試飲したところ、酸味は抑えられているがベリーの味はしっかり効いている印象だ。しつこさはなくて、さらっと飲める。冷蔵庫でキンキンに冷やしたらおいしさが増しそう。

気象庁が5月に発表した3か月予報によると、6〜8月の平均気温は「北・東日本で平年並または高い確率ともに40%、西日本で高い確率50%、沖縄・奄美で高い確率60%」。朝から水分を補給したいとき、あるいは炎天下でノドを潤したいとき――欲しくなる1本といえそうだ。