Doctors Me(ドクターズミー)- こどもの近視の味方は、太陽光!

写真拡大

「太陽の光に当たることで近視になりにくくなる」という発表がありましたが、太陽光には、紫外線という目に見えない光線が含まれています。

紫外線は 白内障などの眼病を引き起こす可能性が高く、目に悪いというイメージがありますが、「目が悪くなる原因は、遺伝や読書・パソコンなどの使いすぎでもなく、日照不足である」という今回の研究結果を発表したのは、オーストラリア国立大学の研究チームです。

近眼になるのを防ぐドーパミンの放出は、太陽光によって促進される?

日本を含め、東アジア諸国では子供の近視率が世界的にみて圧倒的に高いというデータが出ています。

東アジア諸国では80~90%、アフリカではわずか2〜3%の近視率。

チームは、その原因が学校での勉学の時間で、日中に外で遊ぶ時間が少ないからだと主張しています。

確かに、アフリカの人はほとんど外で過ごしているイメージがあります。実際視力も 8.0とケタ外れに高い傾向にあります。

戸外の太陽光を浴びることが近視予防に大きく役立っている?

今回の研究結果は、昨年末から、合計100人の子供たち(近視40人・普通の視力60人)を 18カ月以上モニターした結果です。

子供たちの手首に光センサーを装着させ、太陽光を浴びる時間を 18カ月の間に 14日間単位で 2回ずつ記録しました。

戸外の光を浴びなかった近視の子供たちの視力がさらに悪くなる?

「目の成長をコントロールしているメカニズムは太陽光に関連している」という仮説を研究者たちは立てています。

今回の研究は子供たちを対象としているもので、大人のデータは発表されていませんが、アフリカの生活環境なども考えると、この関係性はあるのかもしれません。

ただ、遺伝的な近視の場合(父親が近視の場合、長女はほぼ 100%近視が遺伝すると言われている)は、どうなるか?という疑問が残ります。

また、太陽光と人工光で目に与える影響の違いまでは掘り下げられていません。研究者たちは 1日2時間の日光浴が理想的だと話しており、太陽光と視力には密接な関係がありそうですが、個人的な結論としては、正直まだまだ情報が欲しいところです。

出典:OUTDOOR LIGHT CAN SLOW OR REDUCE NEARSIGHTEDNE