中国・上海高級金融学院などが24日に発表した「新富」(ニューリッチ)の財テクに関するレポートで、資産の3分の2が不動産に充てられていることが明らかになった。写真は中国の分譲マンションの模型。

写真拡大

中国・上海高級金融学院などが24日に発表した「新富」(ニューリッチ)の財テクに関するレポートで、資産の3分の2が不動産に充てられていることが明らかになった。

澎湃新聞網が24日付で報じたもので、同レポートから「年収12万5000〜100万元(約210万〜1680万円)のニューリッチは現金、不動産など有形資産に対する好みが偏っている」ことが判明。その顕著な例となったのが不動産投資だった。このほか、レポートは「ニューリッチ層は2020年に2億8000万人規模に拡大する」と予測。「中国の消費総額の35%に貢献する」との見通しを示した。

投資目的として多かったのが42%を占めた「生活レベルを上げるため」で、「老後の生活保障」を挙げた人は33%、「子や孫の教育費に充てたい」との回答も12%に上った。

同学院副院長の朱寧氏はこの結果に関し、「上昇する医療費や教育費がこの層のプレッシャーになっている」と述べ、「投資はまさにこのような負担の軽減につながる」と説明。ただ、不動産への偏重については「リスクが大きい」と指摘し、「中国の投資者のリスクに対する意識は高いとは言えない。『政府が助けてくれる』といった漠然とした安心感があるようだ」と警鐘を鳴らした。(提供/Bridge・編集/Asada)