左は「守る人」右は「守られる人」?ピアスの数と位置に関するあれこれ

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最近ではイヤリングよりもピアスをつけている女性のほうが多くなってきていますが、そのピアスの穴って何か信念があって開けたりしていますか?

最初に開けるファーストピアスは何となく両側に1つずつという人が多いように感じますが、開ける数や左右どちらに開けるかで意味合いが変わってくる……なんて説も。本稿では世間で言われる色んな説を集めてみました。

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箱に入ったピアス

■片側だけピアスの意味は?右は「守られる人」左は「守る人」

今や都市伝説となりつつありますが、昔からよく言われていたのは、片耳だけピアスをつけている人は同性愛者ではないかというもの。
よしながふみさんの『西洋骨董洋菓子店』(新書館)では、魔性のゲイこと小野パティシエが自分を奮い立たせるために、その性指向を公にするシーンで右耳だけに借りたイヤリングをつけるという一場面がありました。調べてみると“片耳だけのピアス”は20〜30年くらい前に海外で流行した同性愛者の印だったそうです。そして、基本的に男性は右だけに、同じく女性は左だけにつけて自分の同性愛である性指向をアピールしていたんだとか。

これは右耳にピアスをつけている人は“守られる人(本来は女性)”、左耳の場合は“守る人(本来は男性)”という考え方に由来していると言われています。なお、現在では同性愛者でも両耳にピアスをしている人も多く、逆に異性愛者でも片耳だけにピアスをしている人もいるために、このサインは既に流行が去っています。

ヨーロッパではかつて男性が出征する際、対のピアスをカップルで片方(女性は右、男性は左)ずつして「再び対になれますように」という願掛けに使われた時代もあったようです。今でもこの考えには名残があり「エンゲージリングの代わりに対のピアスを男性は左、女性は右に一緒につけると幸せになれる。」なんて少し発展したジンクスもあるようです。

■開けるなら奇数が吉?

片耳1つずつのピアスをしている人が1番多いようですが、これも日本と海外では開ける数によって縁起の良し悪しが変わってくるそうですよ。

日本ではご祝儀を渡すときも「割れる」ことを縁起が悪いと考えるために、奇数の金額を渡すことが通例です。これと同じ考え方でピアスの穴も奇数が縁起が良いと言われています。逆に海外では割り切れない数字は縁起が悪いと考えることから偶数のほうが良いとされているんだとか。

ただし、ちょっとややこしいのですが、海外では男性は“守る人”がつける側の左耳に縁起の良い偶数の穴を開け、邪魔者や不吉なものを寄せ付けないために逆側の耳に縁起の悪い数である奇数の穴を開けることもあるのだとか。
ということは結果的には全体の数は奇数になるために「日本ではピアスの数の総数が奇数だと縁起が良い」「海外では男性は左、女性は右に偶数の穴を開けてその逆側に奇数の数を開ける」が良いとされる文化もあるようです。

最近では好きな場所に好きなように開けるのが一般的になってきており、わざわざどちらにいくつつけているかを見る人は少なくなってきています。それでも体に穴を開けるという“大事”に意味を見出したいのが人間という生き物のようですね。

ピアスを開けると運勢が変わる。福耳の人は一時的に運勢が下がってしまう。ピアスを落としてなくしたら素敵な出会いがある……なんて言うジンクスも無数に存在していますが、自分なりにピアスに対して良いジンクスを持てば運勢も上がる気がしますね。

片耳にピアス

▼参考
7F プロント。

(文:貴崎ダリア)