「アリスのティーパーティー」をモチーフにした、かわいらしいソファが並ぶ/(C)Disney

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日本で4番目のディズニーホテル、東京ディズニーセレブレーションホテルが、6月1日(水)にオープンする。同ホテルは異なるコンセプトを持つ2棟の建物で構成されており、今回開業するのは夢やファンタジーをテーマとした「ウィッシュ」。冒険や発見をテーマとした「ディスカバー」は、9月10日(土)にオープンする。

【写真を見る】フロントデスクのどこかに隠れミッキーが!アートの右半分に注目してみよう/(C)Disney

初の“バリュータイプ”のディズニーホテルとして、リーズナブルな宿泊価格に注目が集まる同ホテル。一部屋の価格は2万3000円から(販売開始時の最も安い設定日のもの)設定されており、定員である4人で利用すれば、1人あたり5750円で宿泊できる計算だ。この価格で、開園15分前からパークへ入園できる「ハッピー15エントリー」や、混雑時の入園保証といった特典も用意されている。

安さや特典はもちろん魅力的だが、パークの余韻そのままに滞在できる、ディズニーホテルならではの内装も重要なポイント!そこで今回は、気になる館内の様子を一足早くお届けすべく、オープン前のホテルに記者が潜入。ミリアルリゾートホテルズ パブリックリレーション課の眞田 亮さんに案内してもらった。

■ シャトルバスのデザインも楽しさいっぱい!

同ホテルは東京ディズニーリゾートからシャトルバスで約15分のロケーションに位置する。パークから距離が離れている分、ディズニーらしい雰囲気が薄れてしまうのでは?と思いがちだが、その心配はご無用!館内やエントランス前ではパークBGMが流れており、バスを降りてホテルに入る瞬間さえも、ワクワク感が続く。「ずっとパークにいるような気分のまま、ホテルに到着していただけると思います」と、眞田さん。

ちなみに、バスの車体には両パークのアトラクションが描かれており、細部までこだわったデザインになっている。「ホーンテッドマンション」でヒッチハイクをしている亡霊3人組がいるかと思えば、タイヤの上の曲線には「ビッグサンダー・マウンテン」が走っていたりと、見どころ満載! ぜひくまなくチェックしてみてほしい。

■ 人気のアトラクションがロビーに集結

ロビーに足を踏み入れると、ファンタジックな空間が目に飛び込んでくる。エントランスの正面でゲストを出迎えるのは、ティーカップに乗ったミニーマウスの像。その周辺には、「アリスのティーパーティー」をモチーフにしたティーカップ型のソファが並ぶ。

右手側に目をやると、「キャッスルカルーセル」の白馬が飾られているのだが、これが今にも回転しそうなほどリアル!それもそのはず、「この白馬は実際に東京ディズニーランドで使われていたものなんですよ」とのこと。「シンプルなステイに人気の特典を組み合わせた当ホテルは、パークを目いっぱいお楽しみいただくためのディズニーホテルです。館内や中庭のデザインも、パークでの楽しい記憶を思い起こしていただけるようにつくられています」と、眞田さん。この白馬も、ホテルとパークの距離をグッと縮めてくれる、重要な存在と言えるだろう。

この他にも、「ジャスミンのフライングカーペット」をモチーフにしたソファが置かれていたり、アトラクションのミニチュア模型が飾られていたりと、ロビーだけでも注目ポイントが盛りだくさん!また、フロントデスクの壁に描かれたアートには、隠れミッキーがいるのでぜひ探してみよう。

■ キュート&ロマンチックな中庭

続いてやってきたのは中庭。東京ディズニーランドにある「白雪姫の願いの井戸」を囲むように、「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」のフロートをモチーフにした、3つのトピアリー(樹木を刈り込んでつくる造形物)が設置されている。夜間にはトピアリーにイルミネーションが点灯し、一段とロマンチックに!「パークで過ごした1日を振り返りながら、散歩を楽しんでいただければ」と、眞田さん。夢あふれる癒しスポットとなっている。

次はいよいよ客室へ!とその前に、忘れてならないのがエレベーターの演出。他のディズニーホテルと同様に、ミッキーマウスが到着する階数などをアナウンスしてくれるのだ。エレベーター内も美しいデコレーションが施されていて、心を躍らせながら客室に向かうことができる。エレベーターを降り、花柄のカーペットが敷かれた廊下を歩いて行くと、ドアに「ふしぎの国のアリス」のチョウのキャラクター、「パンとバターフライ」が描かれた客室に到着。

■ 両パークのモチーフが融合したアートは必見!

室内に入ると、壁のカラフルなイラストがひときわ目を引く。両パークのアトラクションやディズニーの仲間たちが一枚の絵の中に描かれており、他ではなかなか見ることのできないデザインだ。眞田さんは「シンデレラ城の横には『ファンタズミック!』のミッキーマウスがいます。『ピーターパン空の旅』にはビッグベンもありますし、細かい部分にも注目してみると楽しいですよ」と話す。

壁のアートだけでなく、壁紙の一部にもアトラクションの乗り物が描かれ、どこを見てもディズニーらしさ満点!さらに、電気を消すと天井に星空が輝き、まるでプラネタリウムのような雰囲気に。眠りにつくその瞬間まで楽しんでほしいという、ディズニーホテルらしい演出だ。

以前はパーム&ファウンテンテラスホテルとして営業していたホテルをリノベーションし、新たなスタートを切った同ホテル。客室のベッドやカーテンも、今回のオープンに合わせ一新しているという。また、他のディズニーホテルのようなオリジナルアメニティはないが、ミッキーマウスがデザインされたスリッパが用意されている。

館内には朝食専用のカフェや、ディズニーグッズのショップ、日用品を販売するホテルショップを完備。オリジナルデザインのスーベニアメダルを作ることのできる “メダリオンメーカー”もあるので、こちらもお見逃しなく。

宿泊費を抑えつつ、とことんパークを満喫したい!という人におすすめの東京ディズニーセレブレーションホテル。パークの世界観がふんだんに盛り込まれた館内で、東京ディズニーリゾートの新しいホテルステイを楽しもう!【東京ウォーカー】