日本の文化に興味を持っている台湾の人は多く、現地でもさまざまな「日本式」をうたったものを見かける。ひらがなの「の」を商品名に付けるだけで「日本のもの」と認識されて注目される、という現象も、日本に興味がある人が多いことの裏返しと言えるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本の文化に興味を持っている台湾の人は多く、現地でもさまざまな「日本式」をうたったものを見かける。ひらがなの「の」を商品名に付けるだけで「日本のもの」と認識されて注目される、という現象も、日本に興味がある人が多いことの裏返しと言えるだろう。

 台湾メディア・東森新聞雲は28日、台南にまるで日本の大学生寮が引っ越してきたような、日本テイスト100%な宿があることを紹介する記事を掲載した。記事は、「旅日人・松井家」と名付けられたこの宿を経営する台湾人のJackさんが、日本の大学に通い学生寮で日々を過ごした経験を持つと紹介。近所の老夫婦が長年住んでいた2階建ての家を譲り受け、日本の学生寮をイメージしたデザインの宿をオープンさせたと説明している。

 そして、宿の設えについて「家紋が掛けられた戸口の中に入ると、日本の家庭のムードに包まれる。玄関には靴がきれいに並び、部屋には日本から持ち帰ってきたコタツ、そしてその上にはみかんが置いてある」と紹介。掲示されたメッセージはすべて日本語がメインで、ゲームコーナーには日本のテーブルゲームがいっぱい、ダルマが置かれた冷蔵庫には友人に頼んで仕入れた日本の酒やドリンクが入っており、電気機器も浴槽もトイレもトイレットペーパーもすべて日本製、というこだわりようであることを伝えた。

 さらに、建物内にはJackさんが在籍したと思われる早稲田大学にちなんだグッズがいたるところにおいてあり、本人もえんじ色がトレードマークである同大学の服を身に着けて客をもてなすことから「まるで日本の大学の宿舎に来たような感じである」とした。

 Jackさんの日本滞在時の思い出がいっぱい詰まった「旅日人・松井家」。多く台湾の人にその「日本らしさ」を味わってもらいたいと思うと同時に、日本人である自分も一度泊まりに行ってみたいと思わせる、なんとも不思議な宿である。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)