中国は世界最大の自動車市場だが、日本メーカーやドイツメーカー、さらには韓国や米国、フランスなどの外資系メーカーのほか、中国メーカーがしのぎを削る市場であり、その競争は非常に熾烈だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国は世界最大の自動車市場だが、日本メーカーやドイツメーカー、さらには韓国や米国、フランスなどの外資系メーカーのほか、中国メーカーがしのぎを削る市場であり、その競争は非常に熾烈だ。

 日系メーカーは中国で人気が高まっているSUV市場や若者向けの車種投入などが功を奏し、販売台数を伸ばしているが、数年前まで非常に人気だった韓国車は苦戦を強いられている。中国メディアの捜狐はこのほど、「販売台数のデータを見る限り、日系車が販売台数を猛烈に伸ばす一方で、韓国車の低迷ぶりは悲惨だ」と指摘し、最後に笑うのはどの国のメーカーなのかを考察している。

 記事は2016年4月および、1月から4月までの中国市場における販売台数のデータを紹介したうえで、「中国市場でもっとも販売台数を伸ばしているのは日系メーカーだ」と指摘。特に一汽トヨタの16年1-4月の販売台数は前年同期比30.8%増、東風ホンダは58.8%増と大きく伸びていることを伝え、「中国の消費者は車を理解し始めた」と論じた。

 続けて、日系車のコストパフォーマンスの高さが評価されているということは、「韓国車が強みを失ったことを意味する」と指摘したうえで、15年から現在にいたるまで韓国車は「ずっと低迷を続けている」と指摘。現代自動車、起亜自動車ともに1-4月の販売台数は前年同期比で二桁の減少となっていると指摘し、「驚くべき落ち込みようだ」と伝え、韓国車の低迷ぶりを案じた。

 なぜ日系車は中国で復活を遂げたのだろうか。中国で日系車の性能が正当に評価され始めたという点や、成長するSUV市場への新車投入が成功したという見方もあるが、やはり日中関係が小康状態にあることが大きいのではないだろうか。また、多くの中国人旅行客が日本を訪れ、中国人の日本に対する感情が改善し、それが日系車の販売に波及しているとも考えられる。また、韓国車の販売が低迷しているのは、消費者が日系車へと流れているためと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)