29日、営業車内に客の重要な忘れ物を発見した韓国のあるタクシー運転手の行動を韓国の複数のメディアが報じ、話題になっている。写真は韓国のタクシー。

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2016年5月29日、営業車内に客の重要な忘れ物を発見した韓国のあるタクシー運転手の行動を韓国の複数のメディアが報じ、話題になっている。

28日夜、ソウル市内で酔客を送り届けたタクシー運転手パク・サンヨンさん(63)は、客が車内に置き忘れた財布の存在に気付いた。中には身分証明書やカード、現金に加え、1000万ウォン(約93万円)分もの小切手が。パクさんは大金に心乱されることなくすぐに客の自宅を訪ね、財布を届けたという。

大事な財布を取り戻した客のソンさんは改めてパクさんにお礼の電話をかけたが、パクさんは謙遜して名乗ることすらせず、「(財布の中の)お金も物もそのままなら、私がすべきことはすべてしたということ」と言って電話を切ったという。

韓国の各メディアは「瞬間的な欲よりも良心を選んだパクさんの美談」(YTNテレビ)などとしてこれを報じ、韓国のネットユーザーからは3000件を超えるコメントが寄せられている。

「本当に久しぶりに心が温かくなるニュース」
「タクシー運転手がみんな悪い人というわけではない。一部の人のせいでタクシー運転手のすべてが悪く見えてしまっていることが気の毒」
「客が忘れたスマートフォンを売り払うタクシー運転手も多いのに…。パクさんは運転手のかがみだね」

「現金のいくらかくすねれば数カ月は楽になるだろうに。金のために良心を捨てなかったあなたはすてきです!」
「こんなタクシー運転手は2人といない」
「自分のことのようにありがたく思った」
「ほとんどの人はその金額を見たら欲が出るはず。本当に尊敬します」

「韓国国民ならお手本にすべきだ。特に政治家」
「この世知辛い世の中で、他の国の話のようだ」
「こういう方の車には、『良心のある運転手』と記した巨大なステッカーを貼って営業できるようにすべきだ。保険料や税金の割引もね」(翻訳・編集/吉金)