パリ・サンジェルマン(PSG)を退団することを発表したFWズラタン・イブラヒモヴィッチは、まだ来季どのチームでプレーするか決まっていない。そんななか、イタリアでイブラヒモヴィッチのある映像が話題となった。ナポリ移籍をほのめかすような発言があるという。

インテル時代の恩師ジョゼ・モウリーニョ監督の就任が決まったことで、マンチェスター・ユナイテッド加入が濃厚とも言われているイブラヒモヴィッチ。だが、PSGのオフィスとみられる場所で、イブラヒモヴィッチは動画の中で次のように述べている。

「チャオ、サン・パオロ。ズラタンだよ。まずは大きなあいさつを。負けたときにキレるのは普通だけど、大事なのは、続けて、屈しないことだ。勝利というのは常に、大きな仕事をし、大きな犠牲を払って手にするものだ。だから、続けるんだ」

「そうじゃなければ、来年はオレがそこに行って、一緒にすべての試合に勝とうぜ(笑)」


サン・パオロはナポリの本拠地だ。当然、イタリアでは「イブラヒモヴィッチがナポリに移籍も?」と騒がれた。代理人のミーノ・ライオラ氏が先日、イブラヒモヴィッチの母国スウェーデンのメディアで「最後はサプライズになると思う」とコメントしたのだからなおさらだ。

しかし、複数のイタリアメディアによると、動画は数カ月前のものとのこと。しかも、イブラヒモヴィッチが言う「サン・パオロ」とはナポリのことではなく、ローマにある「オラトリオ・サン・パオロ・オスティエンセ」というスポーツクラブだという。

イタリア復帰の噂もあるイブラヒモヴィッチだが、古巣ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ会長は先日、「モノポリーみたいにコストがかかる。不可能だ」と獲得を否定した。イブラヒモヴィッチが再びセリエAを戦うことはないのだろうか。