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国立がん研究センター がん対策情報センターたばこ政策支援部はこのほど、「たばこパッケージの警告表示についての意識調査」の結果を明らかにした。同調査は4月9日〜14日にかけて成人2,000名(うち喫煙者1,000名、過去喫煙者500名、非喫煙者500名)、未成年者440名を対象にインターネットで実施したもの。

現状、日本では、たばこパッケージの30%(面積)に、8種類の注意文言が記載されている。しかし、国際的に見ると決して評価される水準ではないという。海外では、先進国を中心に77カ国が、画像を活用した警告表示を行っている。

喫煙によってリスクが高まる疾病としては「肺がん」「心筋梗塞」「脳卒中」などが挙げられる。今回、それらのり患リスクが喫煙によって高まるという「警告表示」に関して、喫煙者が表示を認識し、内容を読むパッケージはどのようなものか調査した。

まず、肺がんの警告表示に関して5つの案を見せ、表示内容を読むと思うものを回答してもらったところ、喫煙者の48.1%は、肺がん患者の肺を表示した画像を第1位に挙げた。最も少ない回答は、箱の色に合わせて色味を変えた文章のみの画像だった。非喫煙者も、内容を読む効果の高い順は喫煙者と同じとなっている。

そのほか、心筋梗塞、脳卒中、肺気腫、妊婦の喫煙、受動喫煙、ニコチンへの依存、未成年者の喫煙、歯周病でも、画像付きのパッケージが多く支持された。画像を不快・不適切と感じるかどうかは、意見が分かれる結果となった。

現在30%となっている警告表示の面積割合を拡大することについてどう思うか尋ねたところ、成人全体の71.8%が「賛成」と回答した。喫煙者の47.7%、非喫煙者では78.4%が、「強く賛成」もしくは「賛成」と回答している。「強く反対」もしくは「反対」という回答は、喫煙者の18.3%、非喫煙者ではわずか3.2%だった。

パッケージの注意文言を現在の表示よりも、大きな字でシンプルな文字にすることについてどう思うか聞くと、成人全体の75.3%が「賛成」と回答した。喫煙・非喫煙者別にみると、喫煙者は56.3%、非喫煙者は80.6%が、「強く賛成」もしくは「賛成」と回答している。「強く反対」もしくは「反対」という回答は、喫煙者の11.4%、非喫煙者ではわずか3.0%だった。

警告表示に画像を入れることについては、成人全体の69.8%が「賛成」と答えた。喫煙者の46.3%、非喫煙者では76.4%が、「強く賛成」もしくは「賛成」と回答している。「強く反対」もしくは「反対」という回答は、喫煙者の20.5%、非喫煙者ではわずか5.0%だった。

(フォルサ)