中国本土初となるディズニーランドのグランドオープンまで1カ月を切る中、中国のテーマパークの多さを不安視する指摘が上がった。写真は上海ディズニーランドの夜景。

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中国本土初となるディズニーランドのグランドオープンまで1カ月を切る中、中国のテーマパークの多さを不安視する指摘が上がった。

25日付環球時報によると、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが「中国のテーマパークは多すぎるのでは?」とのタイトルで指摘したもので、現在のテーマパークの数は300近くに上るという。2015年は21のテーマパークが開園したほか、20カ所で建設工事が進行。大連万達集団は2020年までに15カ所で「文化旅遊城」を展開する計画で、嘉年華国際集団は今後5年で大都市を中心に10を超えるテーマパークを開設する方針だ。すでに8つのテーマパークを運営している海昌海洋公園も2020年までに4施設を追加する考えを示している。

中国は2020年には米国を上回る世界最大のテーマパーク市場となり、入場者数は15年の倍の2億2100万人に上ると予測されている。経済の減速や人民元安を背景に消費者の目は国内旅行に向き始め、中間層の増加につれて人々の関心はショッピングからレジャーや観光に移行。中国では多くの都市で家族が休日に楽しめる場所が不足していると言われており、レジャー施設事業に参入するデベロッパーも少なくない。記事は「似たような動きは1990年代にも出現したが、多くの企業が破産という結末を迎えた」と説明し、「知的財産権と専門的な管理スキルがテーマパークの運営を成功させるかどうかの鍵だ」と指摘。「海外の大手企業の参入により、今後の競争はさらに激化する」との見通しを示した。(提供/Bridge・編集/Yamaguchi)