『ダゲレオタイプの女』ディザービジュアル (C)FILM-IN-EVOLUTION - LES PRODUCTIONS BALTHAZAR - FRAKAS PRODUCTIONS - LFDLPA Japan Film Partners - ARTE France Cinema

写真拡大

『トウキョウソナタ』(08年)が第61回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞、『岸辺の旅』(15年)が第68回カンヌ国際映画祭同部門監督賞に輝くなど、世界中に熱狂的な支持者を持つ黒沢清監督が、初めてオール外国人キャスト、全編フランス語での映画作りに挑んだ『ダゲレオタイプの女』の特報とディザービジュアルが解禁となった。

[動画]黒沢清監督 海外初進出作品/映画『ダゲレオタイプの女』特報

本作で黒沢監督が描き出すのは、世界最古の写真撮影方法である「ダゲレオタイプ」が引き寄せる愛と死。クラシカルで端正な、これまでにないホラー・ラブロマンスだ。

主人公は、ひょんなことから、ダゲレオタイプの写真を撮り続けている写真家ステファンの弟子として働き始めることになるジャン。ステファン家では、娘のマリーが長時間にわたり拘束器具に固定され、写真の被写体としての役目をはたしている。ステファンの妻ドゥニーズもかつて、彼のダゲレオタイプ写真の被写体となっていたが、屋敷内で首を吊って自殺してしまっていた。ドゥニーズの亡霊におびえるステファン。そうした中、マリーに惹かれ始めたジャンは、マリーがドゥニーズの二の舞にならないように、彼女を屋敷の外に連れ出そうとするストーリー。

主役のジャンを演じるのは、数々の名匠の作品への出演が続くタハール・ラヒム。ジャンが想いを寄せるマリー役に『女っ気なし』のコンスタンス・ルソー、マリーの父であり、ダゲレオタイプの写真家役をダルデンヌ兄弟作品で知られるオリヴィエ・グルメ。さらに、デプレシャン作品常連の名優マチュー・アマルリックが脇を固める。

解禁となった特報は、タイトルにもなっている「ダゲレオタイプ」の説明と、そこから生まれる愛と死の不穏な匂いを予感させるような内容になっている。

本作について黒沢監督は「初めてフランスで映画を撮りました。日本と何か大きく違うことがあるんじゃないかと最初は心配しましたが、杞憂でした。映画はやはり世界共通言語のようです」とのコメントを寄せている。

『ダゲレオタイプの女』は10月よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開となる。

【関連記事】
黒沢清監督の4時間半の長尺映画がヴェネチア映画祭でスタンディングオベーション
[動画]黒沢清監督、深津絵里がハイヒール脱ぎ裸足で駆け出すシーンを目撃!
最新作『クリーピー』出品決定に黒沢清監督「ベルリン映画祭ってフトコロが深い」
[動画]黒沢清監督らが登壇!湊かなえの3作目の小説「贖罪」のドラマ化、制作発表記者会見