25日、韓国・朝鮮日報の記者が「妊婦優先席」のルールがどれくらい守られているか調査したことを受け、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。資料写真。

写真拡大

2016年5月25日、韓国・朝鮮日報によると、同紙の記者が「妊婦優先席」のルールがどれくらい守られているか調査した。

「妊婦優先席(=妊婦思いやり席)」は、妊婦のために空けておくように設けられたもので、ソウル市が少子化対策として2013年12月から施行した。しかし、記者が調査したところ、一般的な優先席のように空いていることはほとんどなく、中年男性や大学生が座っている姿が多く見られた。

「妊婦優先席」は当初、車両の真ん中に小さく「妊婦優先」と書かれたステッカーが貼られた席が2席あるだけであまり目立たないことから、去年7月には4億6600万ウォン(約4340万円)を投じて座席と床をピンク色に変え、「ピンクカーペット。明日の主人公のための席です」というメッセージが添えられた。現在は3570両に7140席があり、ソウル市はさらに増やす方針だ。ソウル市が去年12月に行った調査では、512人中84%が「妊婦優先席を知っている」と答えていることから、認知度自体は高いはずだ。

ソウル都市鉄道公社とソウルメトロは「妊婦優先席に誰もいなくても空席として残しておくように市民文化を定着させること」を目標としており、ソウルメトロ広報部のキム・クヮンフム次長は、「優先席も初期にはあまり守られていなかったように、妊婦優先席も市民意識が定着するまでが少し時間がかかるだろう」と述べている。

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「優先席は端にあるのに、妊婦優先席は一般の座席とくっついているからみんな座るのでは?」
「高齢者の無料乗車システムを無くそう。そうすれば自然と優先席に空席ができるから、妊婦も安心して座ることができる」

「両端に優先席があるのに、なぜ別個に妊婦優先席を設けたのか理解不能」
「あくまでも妊婦『思いやり』席。空けておかなきゃって言うのなら、妊婦『指定』席にすべき」

「妊婦が来たら譲ればいいこと。空けておいて座れない人が出る方がムダじゃない?」
「満員の地下鉄で妊婦もいないのに席を空けておくのは微妙」
「妊婦に席を譲るのは男性が多い。中高年女性はただ見ているだけ」

「地下鉄でおばあさんたちが妊婦に『妊娠したことがそんなにえらいのか!』ってののしったことがあるらしい…。韓国は(市民意識が)まだまだ」
「意識と国民性自体がなってないと思う。テレビで交通秩序や順法意識、思いやりの文化などに対するキャンペーンやCM、番組を増やして国民性の教育を続けて、やっと変わるか変わらないかというところ」(翻訳・編集/松村)