近年、日本企業の不祥事が相次いで報道され、日本製品は安全・安心だという神話が崩壊しているという。中国メディアの新華網はこのほど、「聖壇から落ちたメード・イン・ジャパン」と題して日本製品に関する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 近年、日本企業の不祥事が相次いで報道され、日本製品は安全・安心だという神話が崩壊しているという。中国メディアの新華網はこのほど、「聖壇から落ちたメード・イン・ジャパン」と題して日本製品に関する記事を掲載した。

 記事はまず、日本製品は世界で「精緻を極めた」、「完璧な技術」などと称賛されてきたものの、近年ではその神話が崩壊してきていると指摘。その理由は「食品、住まい、交通、生活用品」の各業界で生じた日本企業による不正問題だという。例えば、日本の自動車企業の起こした、燃費データ不正問題や排ガス不正疑惑が相次いで報道されたことで、自動車業界に激震が走った。建築業界でも、空港の滑走路耐震工事の偽装や、マンションの施工不良問題が発覚したと記事は紹介した。

 食に関係した分野では、安い肉を松阪牛と偽った食品偽装やファーストフード店の異物混入問題といった問題を紹介。これまで中国では、日本は基準が厳しく日本の食品は安心だとのイメージがあったため、衝撃は大きかったのだろう。また最近では、大手家電メーカーの不適切会計問題も明らかになった。

 このように、日本製品神話が崩壊した理由について記事は、「利益追求時代」に入ったことに一因があると分析。日本経済の長期低迷によって企業は大きな圧力に面しているゆえだという。また、「長年にわたる管理不行き届き」も要因だと主張。最近明るみに出た各業界の不正は「数年、あるいは10年近くかけて出来上がってきた悪習があったはず」だと論じた。

 記事は最後に不正の発覚した日本企業は会見を開き90度に頭を下げるのが慣例となっているが、「お辞儀と辞職で、どうやって一企業が何十年もかけて積み重ねてきた信頼を取り戻せるのか?」とバッサリ。重大な問題が次から次へと発覚するものの、「教訓は生かされていない」と指摘した。失われた信頼を取り戻すのは時間がかかる。記事の指摘は正論であり、日本企業全体の教訓と捉えるべきではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)