25日、韓国でインターネットを中心に「男性嫌悪」や「女性嫌悪」関連の新語が急増し、ネット上での発言に対する刑事処罰や制裁を求める声が高まっている。資料写真。

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2016年5月25日、韓国・ヘラルド経済によると、韓国でここ数年、インターネットを中心に「男性嫌悪」や「女性嫌悪」関連の新語が急増し、ネット上での発言に対する刑事処罰や制裁を求める声が高まっている。

嫌悪発言には「韓男虫(ハンナムチュン:韓国人男性を貶める新語)」や「キムチ女(キムチニョ:韓国人女性を貶める新語」などがあり、特にスマートフォンやSNSの普及により、不特定多数を貶める差別発言がネットを超えた問題に発展する事例も増えている。韓国の放送通信審議委員会によると、ネット上の差別表現に対する是正要求件数は、2012年には149件だったが、2015年には891件と3年間で5倍以上に増えている。

これらの嫌悪発言は被害者を特定することが難しいが、ドイツや英国、スウェーデン、米国など、欧米の主要先進国では刑事処罰を強化する傾向にある一方で、韓国ではまだ明確な法律がないのが現状だ。最近の国会でも、性別や宗教、特定の地域などを貶める発言に対する処罰を盛り込んだ法案の成立が推進されるも白紙に戻された。韓国法制研究院のパク・キリョン副研究委員は、「欧州諸国の事例を不要あるいは過剰規制とみなすことはできない。しかし、韓国では政治上、表現の自由を侵害しかねないため、規制へのアプローチは間接的で最小の方法から始める必要がある」と述べている。

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「SNSは時間の無駄」
「SNSなんてしない方が人生楽」
「SNSでは異性を悪く言い、現実では異性を口説く…。二面性を持った人間(笑)」

「もうコメントは書かないし、コメントも見ない。目が腐りそうだから」
「嫌悪発言の処罰ができないんだったら、せめてコメント遮断機能を作ってほしい」

「ネット上だけじゃなく、実生活でも嫌悪発言をしたらいい。そうすればみんなが避けていくだろうよ」
「正常な人は自分の生活で忙しくてそんなことかまっていられない。ネットでしか注目されない者同士でシビル・ウォー(市民戦争)でもしてるんでしょ」
「『コメント書き込み実名制』にしたら、韓国人の特性からみて8〜9割は(嫌悪発言が)なくなるだろう」(翻訳・編集/松村)