中国メディアの川北在線は24日付の記事で、マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画における受注競争が、中国の国家戦略である高速鉄道輸出における「生きた授業」になっていると主張する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの川北在線は24日付の記事で、マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画における受注競争が、中国の国家戦略である高速鉄道輸出における「生きた授業」になっていると主張する記事を掲載した。

 「生きた授業」とはどのような授業のことを指すだろう。これは学校教育において言えば、子どもたちが積極的に質問をすることや、子どもたちが本当に理解すること、本当にできるようになること、さらに授業に望む態度が非常に意欲的であるなどの特長があると言える。

 教育する側が努力せずとも学習する側が意欲的に能力を伸ばすことのできる「生きた授業」も存在するが、それは何と言っても競争相手との実戦だ。記事は今回の高速鉄道計画における受注競争が中国にとってまさに「生きた授業」になっていると説明している。

 記事は今回の受注競争には日本、ドイツ、フランスなどの強力な競争相手が存在しており、否が応でも「自分を知り、相手を知る」ことをしなければ、こうした強力なライバルに勝利することはできないという見方を示している。「自分を知り相手を知る」とは、競争相手に対する自らのアドバンテージを把握し、それをしっかり活かすことを意味する。中国のアドバンテージは「資金力、建設コスト、車両製造」にあると記事は指摘、受注競争の過程でこれらのアドバンテージを効果的にアピールすることが大切だと説明した。

 さらに記事は「アドバンテージを活かすと同時にあらゆる方法を講じ、予測困難な様々な障害を取り除き、顧客を満足させるために真剣な努力を払わなければならない」と説明。

 今回の受注競争におけるこうした取り組みが、国家戦略である高速鉄道輸出に必要な能力を中国に身に着けさせるという意味で「生きた授業」になっていると記事は見ているようだ。中国鉄路総公司の盛光祖総経理はこのほど、代表団を率いてマレーシアを訪問した。「代表団の陣容は強大」と記事は指摘しているが、これは熾烈な実戦を通じて国際競争力をさらに向上させようとする中国の真剣さが伝わる取り組みの1つと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)