1今月、三栄書房から一風変わった本が出版されました。その名も「カージャケ〜CAR JACKET GRAPHIC」。

カバーなのかオビなのか微妙な装丁に、レコードジャケットがずらり。

クレイジーケンバンド・横山剣さんの「車があるとジャケットの画が締まるんだよね」とのコメントで、およそ察しがつきますが、クルマを絵柄にあしらった音楽ジャケットのコレクションブックです。その数、約500枚。

ジャンルも、ロック、ジャズ、ポップス、ヒップホップ、サントラ、歌謡曲、アイドル、アニメなど洋楽・邦楽問わず実に様々。登場する車も、国産車、欧州車、アメ車、レーシングカーなど古今東西の名車・珍車がずらりと並びます。

この本を出版したのは、自動車関連が得意な三栄書房。企画は音楽系制作物に強い金羊社クリエイティブワークス。この2社の接点から生まれたのが、このウルトラマニアックな本というわけです。

「ビーチ・ボーイズ、クレイジーケンバンド、矢沢永吉、一連のジャズの名盤等々を代表的な例として、レコードやCDのジャケットにクルマが映っている、いわゆるカージャケは昔から魅力的なものが多いことから、10年くらい前から音楽とクルマの結びつきを分かりやすく見せたビジュアル本を作れないものかと画策していました」

とは、本書の編集長・竹部吉晃さん。

「でも、いざ作り始めると、その数の多さに収拾がつかず、どのようにまとめたらいいのか、かなり悩まされました。年代で切るのか、音楽ジャンルで切るのか、車種で切るのか。最初は音楽ジャンルでという話もありましたが、最終的にまず年代で切り、その次に音楽ジャンルということが決まっていきました」

500枚ものジャケットを掲載するための苦労話を伺うと、

「音楽ライターさんたちの協力を得ながら全方位でカージャケを洗い出し、掲載するジャケと並べる順番を決め、そこから本格的なジャケット探しが始まりました。約500枚を掲載ということで、自分が持っているジャケでは当然足りませんから、ジャンルごとのコレクター諸氏に相談し、協力を取り付け、レコードを借りに行ったり送ってもらったりで、500枚に近づけていきました。今回協力していたいただいた方は日本を代表するコレクターばかりで、ある意味レコード・コレクターのオールスターが揃った感があります。何より、横山剣さんにインタビューできたことは、この本に箔をつけてもらった気がします」

とのこと。多大な労力に見合う、自信のほどが窺えました。

「カージャケ〜CAR JACKET GRAPHIC」は、5月21日から発売中。書店でお見かけの際はぜひご購入を!

(クリッカー編集部)

 

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