「とと姉ちゃん」に出てきたあのレトロお菓子「シベリア」が隠れたブーム?

写真拡大

 女優の高畑充希さんが主演しているドラマといえば、NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」ですが、実はこのドラマのなかで登場した「シベリア」というお菓子が、いま改めて注目されているんだそうです。

 シベリアとは、スポンジケーキにようかんをサンドしたお菓子。今でもそのシンプルなスイーツが、一般的なパンメーカーから街のパン屋さんまで、広くさまざまな場所で売られています。

 物語の中では、主人公の母娘たちを元気付けるためのご褒美として使われていましたが、いったいなぜ「シベリア」という名前なのでしょか?

 その由来を調べてみると、シベリア地方の凍土の断面に見立てられたとか、大雪原を走るシベリア鉄道に見えるからなど、さまざまな説があるようです。

 その三角形の形が特徴的なお菓子は、明治時代の終わりから大正時代にかけて食べられていたそうで、台形や長方形タイプ、また、カステラの茶色の焼き目が内側のようかん側になっているタイプなどもあるようですが、さまざまなタイプがある中で、一目見れば「シベリアだ!」とわかる、この地味ながらもインパクトあるルックスの三角形タイプが、やっぱり長年愛され続けているようです。

 最近ではドラマの影響もあってか、時を超えて、各地で絶滅寸前のシベリアを探し、食べ歩く人もいるんだとか。とはいえ、相当甘いお菓子なので、得意でない人は注意してくださいね。