行けるぞ、リオ!

全日本男子バレー、勝負の時がきました。2大会ぶりの五輪出場を狙う、リオ五輪世界最終予選。長い低迷…というか、サイズ的にもチカラ的にも下の方が日本の定位置という状況が当たり前になってきた近年にあって、久しぶりに希望と期待が高まる現在のチーム。その希望と期待を本物にするには、五輪出場は絶対に果たしたい目標です。

その目標へ向けて、全日本は最高のスタートを切りました。誰もが固くなる初戦を、3-1での快勝。セット率でこそわずかに取りこぼしはあるものの、多くの選手を起用し、出場した選手がそれぞれにイイところを見せたうえでの勝点3は、これ以上ない立ち上がりです。

世界ランクでは下位のほうで、決して実績・経験ともに十分ではないチーム。しかし、そうした下馬評を覆すだけの可能性はあるはず。開催国の利を活かして、勝てそうなチームからの序盤2連戦を組んだのも、すべては「下馬評を引っくり返していく」ため。自信を確信に変え、希望を現実に変えるための序盤戦で、日本は狙いどおりのスタートを切りました。

正直、ロンドンの予選は「行けへんやろなぁ」と思っていた。北京のときも「うわ、行けちゃった」と思っていた。しかし、リオは「行くべき」と思って僕は見ています。そして、北京の大惨敗とは違う、東京へつながる希望が残る戦いをしてくれるはずだと。すでに目端の利く女子は、この希望を抱き締めています。どうぞ、今からでも乗っていってください。女子より男子が熱い、ここからがリオ最終予選の本番です!

ということで、ウチの母親にすら「石川クン見たいわー」と言わしめた排球男子の熱さについて、28日のTBS中継による「リオ五輪世界最終予選 日本VSベネズエラ戦」からチェックしていきましょう。

◆美しき龍神たちを獰猛なコンドルが率いる!世界に届く新生全日本!

「まるでアイドルのコンサート」と安っぽい言葉で揶揄されそうな、熱狂と大歓声。しかし、その実態はそんな言葉では表現できません。アイドルのコンサートを、すでに超えている。プレイガイドのチケットは女子よりも早いペースで消え、会場にはウチワを抱えた若い女性たち。まだ世界的な実績は何もないチームであるにも関わらず、日本男子バレーは大変なことになっています。

その中核を成すのは、石川祐希・柳田将洋のNEXT4。「4」の部分はあまり気にしないでください。メンバー入りしているのは「3」だけで、実質的には「2」。若さとチカラを見た目で包み込んだ、一粒万倍の魅力を備えた若き希望が、日本男子バレーに加わったのです。清水“ゴリ”邦弘の魅力は中島美嘉さんのようなマニア層に届くものだったとすれば、石川・柳田は「国民的」に届く可能性がある。久々に僕の胸もキュンとくる逸材です。

初戦の相手はベネズエラ。鵜呑みにはしないまでも世界ランクは一番下の相手。アジア枠を争う関係でもないということで、「一番勝てそうで、負けても痛みが少ない」というナンバーワンの安牌を初戦にもってきました。とにかく絶対に勝ちたいし、勝って、落ち着いて、勢いを次戦につなげたい。地元の利を最大限に活かした設定です。

レシーブから始まる第1セット。日本のメンバーは、セッターには日本の絶対的ムードメーカー・深津、ミドルブロッカーには出耒田・富松、そしてウィングスパイカーには清水・石川・柳田という編成。ネットに向かってコート右側後列隅にセッターを置く形ではなく、ひとつローテーションを回した「S6」の並びから始めてきました。

序盤は一進一退の攻防の中から、クイックあり、サイドあり、さらに清水のサーブポイントありというバラエティ豊かな点の取り方を見せる日本。さらに柳田が自慢の高速ジャンプサーブを放つローテーションでは、2連続のブロックポイントを奪取。調子は最高、よく合わせてきたなという仕上がり具合。最初のテクニカルタイムアウトを日本が取ります。

↓日本の絶対的ムードメーカー深津も身長こそ低いものの、ブロックポイントで盛り上げた!


「深津 ●●」の検索ワードはひとつしかない!

そう、それは「ムードメーカー」!

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しかし、中盤にかけては日本には固さの目立つプレーが。サーブでの強打はネットにかかり、ベネズエラのエース・ケルビンの強打にはブロックがまったくつけない場面も何度か見られます。さらに勝負所のポイントでは、チャレンジの回数があまっているにも関わらず、タブレット操作ミスによってチャレンジをし損なうベンチワークのミスも。結局日本は、先にセットポイントを握りながら、逆転で落とすという嫌な立ち上がりになります。

↓相手の高いスパイクが顔面にガツンと当たるなど、最後は強打で押し切られた!


うーん、もったいない!

しかし、コレが初戦でよかった!

最終的な勝点争いを考えたときに「3-0もしくは3-1で勝てば勝点3」というあたりから、もう落とせない第2セット。日本は石川のサーブからスタートすると、いきなりの3連続ポイント。レシーブで転びながら立ち上がって決め、ブロックでも相手のコースを読み切って止めるなど、柳田も奮闘。石川、柳田という若き両エースが引っ張ってリードする立ち上がり。相手のサーブで連続失点しても、タイムアウトで流れを切ってミスを誘うベンチのサポートが冴えます。

一旦は逆転を許し、12-16というイヤな形で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えるも、このピンチを救ったのはやはり若きエース。柳田は狭いコースのストレートを抜く上手さを見せ、さらには苦しいラリーから粘りのポイントを叩き込み、3連続柳田で15-17に追い上げ。高い決定率で日本を第2セット再逆転での奪取に導きます!

↓ファンのツイートじゃなくて、写真集売ってる側のツイートなのに、こんなにキラキラしてる!若きエースたちにバレー界がメロメロ!

ツイッターのフォロワーは11万人!

オッサンの柳田はソフトバンクの柳田で、女子の柳田はバレーの柳田!

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第3セットに入ると躍動したのは出耒田。ここまではタッチネットをズバリと指摘されたり、フローターサーブでミスがつづいたりともうひとつのデキだった出耒田。出耒田ができてない状況がつづいていましたが、その流れを自ら修正。持ち前のサイズを活かし、待望の「出耒田ができた」状態に突入。

↓第3セット序盤には2連続ブロックポイント!出耒田ができた、出耒田ができた!



富松、出耒田、日本のセンター線が頑張っている!

バレーボールらしくなってきた!

責任感なのか固さが目立った清水も、ここまできてようやくホッカホカにあったまり、大エースとしてチームを牽引。スパイク、サーブ両面でパワープレーを見せ、チーム内得点ランクでもトップに浮上します。少し前までの「清水のチーム」なら、こうなるまでに挽回できない差がついていたかもしれない試合が、リードを築いた状態で終盤を迎えられる。これは日本が強くなったからこそ。北京を知る世代と、若い「東京世代」の融合。期待感はどんどん高まってきます。

こうなればもう負ける気がしない第4セット。勝点3のためにもしっかりと勝ち切りたい。柳田のサーブで相手を崩し、ダイレクトで石川が叩き込む黄金コンビも飛び出し、日本の疾走が止まらない。客席の「もう1本!」の声は、ほぼほぼ「抱いて!」のイントネーションで熱を帯び、ジャパネットたかたのエアコン祭り開催のお知らせでも冷ますことができないほど。ベネズエラも明らかにイライラし始めます。

↓第4セット中盤には石川が見事なバックアタックを決めた!


センター線を意識させて、その影から打つ速いタイミングのバックアタック!

いわゆる「bick」がズドンと決まった!

相手はブロックにすらつけない、完璧な1本!

石川は高さもさることながら、その速さが特筆もの。野球で言えばクイックモーション、ボクシングで言えばノーモーションのような動きで、跳んだと思ったらすぐに撃ってくる速さがあります。この動きが相手のタイミングを狂わせ、自分より身長が高いブロックに対しても、上から打ち抜いてしまう魔法のような動きを見せます。さらにコースに打ち分ける上手さ、相手のブロックの手の間を抜くような精密さも加わっている。この試合も随所にキラメキを見せていましたが、終盤にかけても勢いは落ちず。ヒザの負傷が心配されていましたが、その影響を感じさせない試合後半の伸びで、日本の不安がまたひとつ払拭されていきます。

終盤には相手が副審と接触してボールを拾えないという場面などもあって、第4セットは日本ペースのまま決着。石川、清水、柳田という攻撃の看板はいずれも大量得点を記録し、センター線もクイック・ブロックで奮闘。リベロの永野は絶体絶命の場面から拾う姿を何度も見せるなど、日本のいいところを存分に引き出して試合は決着。初戦で固さをほぐし、勝点3を取る。狙いどおりの立ち上がりで、五輪へ好発進です!

↓ベネズエラにとっては散々な初戦!副審には当たるわ、試合には負けるわ!



申し訳ない、勝てそうだと思って指名させてもらった!

日本が五輪に行かせてもらう!

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完全にアイドルの写真www

SexyZoneさんがやりづらいやないかwww

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今夜はココも絶対に勝ちたい中国戦!2連勝が五輪への前提条件だ!