長谷部は年齢に関係なく呼ばれ続けている。このボランチが重宝される理由とは? 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 代表を強化するうえで「若手の台頭が不可欠」と言っているハリルホジッチ監督が、それでも32歳の長谷部をボランチのファーストチョイスにしているのは優れた守備力を評価しているからだろう。キリンカップのメンバー発表の席でも、指揮官は次のように言っている。
 
「(G大阪の)今野もメンバー候補になりうるひとりです。33歳であろうとボールを奪うところは素晴らしいですし、良いシーズンを送っています。長谷部が怪我をしたら、真面目な今野を呼ばなければならないでしょう」
 
 就任当初、ハリルホジッチ監督が遠藤保仁をメンバーから外したのも、実は年齢的な問題以上に守備力に物足りなさを感じていたからかもしれない。
 
 実際、ハリルホジッチ監督は鹿島の柴崎についても「ディフェンスの局面でアグレッシブにボールを奪うところをかなり要求しています」とコメント。今回初招集された大島の選出理由のひとつも「追跡してアグレッシブにボールを奪えるかを見ていましたが、そこが伸びていました」という点にあった。
 
 さらにパサータイプの柏木についても、指揮官はこう述べている。
 
「ボールを失った瞬間も、前に行きながらディフェンスをしています。彼がプレッシャーのスイッチになっています。トレーニングしていますから、フィジカル的にも良くなっています。ここ最近、すべての面で向上しています」
 
 攻守両面での貢献が求められているボランチの選定基準で重要なのは、年齢以上に守備力なのかもしれない。