ハリルホジッチ監督は宇佐美の才能に惚れ込んでいる。これまで必ず招集している事実からは、そうした側面も見えてくるだろう。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 J1リーグの歴代最多得点記録を更新中の大久保ではなく、4月のJ1月間MVPに輝いた李でもなく、浦和の最前線で奮闘する興梠でもない。ハリルホジッチ監督はコンディションに関係なく、宇佐美が国内でもっとも才能豊かなアタッカーだと信じて疑わない。
 
 キリンカップのメンバー発表の席でも、宇佐美については次のようにコメントしている。
 
「何回か喋っていますし、付け加える必要はないかと思います。国内では、最も能力の高い選手だと思っています。彼とは本当に我慢ですね。もっとやってほしいし、私の要求を彼は完璧に知っているはずです」
 
 コンディションにはまったく言及せず、もはや常套句となった「我慢」のひと言。いずれその才能が大きく開花していると信じているからこそ、ハリルホジッチ監督は日本代表監督に就任以降、宇佐美を必ず呼んでいるのだろう。
 
 宇佐美は今季J1の13節まで12試合に出場して、わずか2ゴール。この結果だけで判断すれば、代表に呼ばれるのが不思議との見方も否定できない。

 結果よりも重要なもの──。
 
 もしかすると、宇佐美よりも若く、才能に溢れたアタッカーが出てくれば、その若手選手を重宝するかもしれない。欧州組はともかく国内組に限って言えば、ハリルホジッチの犧庸十纏襦蹐蓮広島でもU-23代表でも不動の地位を築いていない浅野を招集した事実からも窺えるだろう。