肩甲骨周辺を刺激すると脂肪が燃える!?

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ダイエットを無理なく上手に進めてゆく上で、カロリー制限や糖質制限などの栄養・食事面での方策をサポートし、ダイエットの効果をより高められるようなストレッチのやり方を、簡単にご紹介したいと思います。特別な道具立ては必要ありませんが、動きやすい服装と両腕を左右に回して、ぶつからない程度のスペースがあればOKです。ストレッチは肩と上腕を動かして肩甲骨の周辺に刺激を加えるだけの軽微な運動です。

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■ ストレッチのやり方

ストレッチの方法は次の4通りで、いずれも上半身を中心に行うものです。どの方法から、という決まった順番はありませんが、肩回しから入ると全体の流れがスムーズになるでしょう。

◎ STEP1:肩回し

両足を肩幅に開いて立ちます。両肘を90度に曲げて胸の前で水平に保ち、大きく後方に回転させながら肘を回します。20回ほどゆっくりグルグルと回転させます。

◎ STEP2:肩後方伸ばし

同じく、両足を肩幅に開いて立ちます。両腕を後方に伸ばし、軽く両手を組みます。肩甲骨を後ろに引き絞るイメージで伸ばします。そのまま体を前方に90度倒した状態で30秒静止してから元に戻します。

◎ STEP3:上腕の開き

赤ちゃんを抱えるイメージで、両腕を前方に伸ばします。このとき、両肘は体に着けたまま、脇を絞めます。肘を体から離さずに、手のひらだけを左右に開いて、肩甲骨を中央に絞ります。10秒静止してから戻します。いったん緩めてからこれを3回繰り返します。

◎ STEP4:肩甲骨回し

右手のひらを後頭部、左手の甲を腰に当てて、ゆっくり時計と反対回りに回転させます。無理のないところで5秒間静止します。次に、左手のひらを後頭部にもってゆき、先ほどと左右反対方向に回します。この動作を5回繰り返します。

■ このストレッチの効能

人体の脂肪の合成・蓄積・分解は、脂肪細胞で行われているのですが、この細胞は白色脂肪細胞、褐色脂肪細胞の2種類に分かれています。体の中での働きという意味での両者の違いは、白色脂肪細胞が脂肪を蓄える働きをしているのに対し、褐色脂肪細胞は熱を生み出したり、脂肪を燃焼させたりしています。また、両者が抱えるミトコンドリアの量にも差があるということで、褐色脂肪細胞には白色脂肪細胞に比べ、約1000倍も多く含まれています。ミトコンドリアとは、人間の体を構成する、およそ60兆個の細胞に含まれる小器官で、ひとつの細胞に数百個存在すると言われています。糖質や脂質をエネルギーとして利用できるように、ATP(アデノシン3リン酸)という分子を作り出すことのほか、脂肪を燃やして熱を発生させ、体温を維持する役目も担っています。

つまり褐色脂肪細胞には、代謝を高め、ダイエットに効果をもたらす重要な要素がたくさん詰まっていると言えるのです。脂肪細胞全体に占める褐色脂肪細胞の割合は1%程度で、白色脂肪細胞が体全体に分布しているのに対し、首の後ろ、肩甲骨周辺、腎臓の周囲など、一部にしか分布していません。この肩甲骨周辺に刺激を加えることにより、褐色脂肪細胞の働きを活性化させ、脂肪燃焼効果を高めようというのが、このストレッチの狙いです。

■ アドバイスや注意点

毎日朝晩2回行うのが良いでしょう。ただし、どの動きも痛みが出ない範囲で無理なく行うことがポイントです。ゆっくりと動かしながら、肩甲骨が内側に絞り込まれる感覚を確かめながら行ってください。

■ おわりに

ダイエットの成否は、どんなやり方であっても、結局、長続きするかどうかにかかっていると思います。簡単で無理のないストレッチを習慣化することで、ダイエットを成功に導いてください。

(著:nanapiユーザー・しんのすけ 編集:nanapi編集部)