合流初日はランニング中心のメニューをこなした香川。同日のブログにはキリンカップの思い出を綴った。写真:サッカーダイジェスト

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 キリンカップを前に、5月27日、海外組のみの事前合宿に合流した香川真司は、ランニング中心のメニューをこなし、最後は本田圭佑とのサッカーテニスでこの日のトレーニングを終えた。
 
 同日には、『キリンカップ』のタイトルでブログをアップ。「僕の代表デビューは豊田スタジアムでのキリンカップでした。8年前ですね」と振り返り、「デビューは後半に途中交代してピッチに入りました。緊張もありましたが、結果を出したいと必死だった事を覚えています」と当時の記憶を紐解く。
 
 今回のキリンカップでのブルガリアとの初戦は、その豊田スタジアムが舞台となり、約2か月ぶりの代表のゲームに挑む。
 
「ヨーロッパのチームとやれるので。良い機会だと思っていますし、しっかりと良い試合ができるようにしたい。最終予選に向けて、課題と収穫、両方を得られるような試合ができたら、次につながると思う」
 
 今回の招集メンバーには、小林祐希や大島僚太といった若いタレントが初招集されている。チームとして戦力の底上げが図られるなか、「(代表は)新しい選手や調子の良い選手が常に呼ばれる場所であり続けるべき。そういう部分での競争意識が出るのは良いこと」とポジティブな見解を述べる。
 
 日本代表の次代を担う選手たちとの競争を、香川自身、楽しみにしている。
 
「僕らみたいな中堅後半の選手にとっては良い刺激になる。(20歳前後の選手が)どんどん出てこなければいけないと思うし、そこでの戦いはあるべきだと思う」
 
 報道陣から「ジュビロの小林選手は、いずれは10番を、みたいな話もしているけど」との質問に対しては、「それぐらいの意気込みでいるのは良いこと。自分に自信があるからだと思うし、すごい楽しみですね」と、下からの突き上げを歓迎する。
 
“新顔”の印象について聞けば、昨年7月のドルトムントのアジアツアーにおける川崎との試合で対峙した大島について語ってくれた。
 
「大島君の技術は、すごく“フロンターレらしさ”があると思う。ただやっぱりまだまだ、親善試合ではありましたけど、球際とかの部分はちょっと足りないのかなとは、あの試合では感じました」
 
 厳しい意見ではあるが、それも若い世代に期待をしているからだろう。
 
「どの選手とも、ピッチの上でお互いを高め合うのが大事。同じ方向に向かって、このメンバーでしっかりと勝ち切りたい」
 
 前述のブログでは、「自分がチームを引っ張っていけるよう強い気持ちを持って、キリンカップ初戦に臨みたいと思います」とも綴っている。
 
 リーダーとしての意識をより強くしている“ハリルジャパンの10番”は、代表デビューを飾った思い出のスタジアムでどんなパフォーマンスを見せるか楽しみだ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)