邱義仁氏

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(台北 27日 中央社)台湾の対日窓口機関、亜東関係協会は27日、理事会を開き、新しい会長に蔡英文総統側近の邱義仁氏(66)を選出した。邱氏は、陳水扁政権(2000〜2008年)で総統府秘書長などの要職を歴任した与党・民進党の重鎮で、20日に発足した蔡政権の日本重視の姿勢がより鮮明となった。

民進党の「永遠の軍師」と呼ばれる邱氏は、最近の国際情勢の変化により台日関係は新たな段階に入るとした上で、先人の努力などを基礎として、双方の関係を進展させたいと意気込みを語った。

陳政権などで台北駐日経済文化代表処代表(駐日大使に相当)を務めた許世楷氏は、邱氏は同政権期から日本関連の仕事に携わり、人脈を築いていたと指摘。下野後に日本で客員研究員となっていた期間も、政界関係者と接触していたのではないかと述べた。

蔡氏が当選を果たした今年1月の総統選挙では参謀を務め、昨年10月の訪日にも同行。蔡氏が日本から「破格の厚遇」を受けた裏側で、重要な役割を演じたとされている。

また、駐日代表には邱氏と並ぶ民進党の重鎮、謝長廷・元行政院長(首相)が就任予定で、許氏は、この2つの人事は日本に対する強い政治的シグナルだと指摘している。

(葉素萍、唐佩君/編集:杉野浩司)